家族の人数やライフスタイル、好みに合わせて間取り・設備・素材を選べる注文住宅は、自由度が高く幅広い世代に人気です。
「せっかく注文住宅を建てるなら、後悔のないようにしたい」と考える方も多いでしょう。
理想を詰め込み過ぎたり、無計画に間取りを決めたりすると、住み始めてから「使い勝手が悪い」と感じる可能性も。
そこでこの記事では、注文住宅で後悔しがちなポイントを解説します。
注文住宅で後悔しない家を造るポイントについても紹介するので、参考にしてください。
注文住宅を建てる前に後悔しないポイントを把握
注文住宅は自由度が高いというメリットがあります。
しかし、住宅のプロではない施主様自身が間取りや設備を決める必要があり、後悔するリスクがあるのも事実です。
長く快適に住むためにも、後悔しないポイントを把握しておきましょう。
ポイントさえ押さえておけば、工務店やハウスメーカーから提案された内容を判断するときにもスムーズです。
また、デザインにも流行があり、一時的なトレンドに流されないためにも根本的な注意点を踏まえることが重要だといえます。
後悔しないポイントをチェックして、理想の家を実現してください。
注文住宅で後悔しがちなポイント5つ
注文住宅で後悔しがちなポイントは、以下の5つです。
- コンセントの位置が悪い・足りない
- 収納が足りない
- 家事動線が長くて大変
- 風通しや採光が思うように取れない
- 冷暖房効率が悪い
ポイント①
コンセントの位置が悪い・足りない
コンセントの位置が悪い・足りないと、家電を使えなかったり、充電できなかったりして「生活するのに不便」と後悔しがちです。
コンセントに関するトラブルは、以下の通りとなります。
- ベッド周辺:就寝中にスマートフォンを充電できない
- キッチン:家電分のコンセントが確保できない
- 玄関:掃除や電動自電車を充電する際に使い勝手が悪い
- 階段やリビング:掃除のたびに何回もコンセントを差し替える必要がある
多めにコンセントを配置しても、インテリアを設置したことで隠れる場合もあります。
コンセントについては、数と位置をシミュレーションしておくことが大切です。
ポイント②
収納が足りない
間取りを増やしたり、生活スペースを広くしたりした結果、収納が足りなくなることがあります。
収納が不足しやすい場所は、以下の通りです。
- 玄関
- キッチンやパントリー
- クローゼット
- 寝室
- 洗面所
収納スペースの割合は、総床面積の10~15%が適当とされているので、設計段階でしっかりと確認しましょう。
収納には複数の場所に分ける「分散型」と、ウォークインクローゼットなどに集約する「集中型」の2種類があります。
使いやすさを踏まえて最適なタイプを選びましょう。
【関連記事】ウォークインクローゼットとは?メリット・デメリット、収納について解説
ポイント③
家事動線が長くて大変
注文住宅は間取りを自由に決められる反面、いざ住み始めると「家事動線が長くて大変」と感じる場合があります。
家事動線で後悔する例は、以下の通りです。
- 洗濯機・物干し・収納の各場所が離れていて洗濯に時間がかかる
- 玄関からキッチンまで距離があるため荷物の搬入に苦労する
- キッチンとランドリールームが遠くて同時に家事をしづらい
家事動線が悪い家では、作業するのに何度も往復する必要があるなど、時短につながりません。
また、共有スペースへのアクセスが良くないと、家族が生活する上でストレスになるため注意しましょう。
ポイント④
風通しや採光が思うように取れない
窓の位置や大きさが適切でなかったために、「風通しや採光が思うように取れない」と後悔するケースがあります。
風通しや採光が不十分な家の例は、以下の通りです。
- 日中でも照明を使う必要がある
- 湿気がこもりやすい
- 室内干しが乾きにくい
環境を改善するには照明やエアコン、サーキュレーターを頻繁に利用する必要があり、光熱費が上がってしまいます。
風が通りやすい位置に窓を設置するのはもちろん、日当たりを期待できない場合には吹き抜けを検討してもよいでしょう。
ポイント⑤
冷暖房効率が悪い
「のびのびと暮らしたい」と考えて吹き抜けを設置すると、空間が広くなることで冷暖房効率が悪くなる可能性があります。
吹き抜けを取り入れる場合には、以下の対策を講じておくことが重要です。
- シーリングファンを設置して空気を循環させる
- 強い日差しを遮るカーテンを設置する
- 階と階の間に天幕カーテンを取り入れて冷暖房の効率を上げる
対策さえ実施すれば開放感や日当たりを確保して快適に暮らせるので、吹き抜けにする場合はしっかりと対処法を実践しましょう。
注文住宅で後悔しない家を造るポイント5つ
注文住宅で後悔しない家を造るポイントは、以下の5つです。
- 将来のライフスタイルを考慮する
- 具体的な生活イメージを膨らませる
- 提案力の優れた住宅会社を選ぶ
- 設計プランの打ち合わせを入念に行う
- 家づくりに関する知識を備える
ポイント①
将来のライフスタイルを考慮する
家族の人数が増えたり年齢が上がったりするのに比例して、住宅の使い勝手が悪くなる可能性があります。
そのため、将来のライフスタイルを考慮することが大切です。
特に、お子さまの人数や成長した場合の間取りを考えておくと後悔しにくいでしょう。
また、夫婦が高齢になることも踏まえて、リフォームやリノベーションの必要性も想定しておきたいポイントです。
具体的には、家族全員の長期的な計画・ライフステージを記載する「家族年表」を作成してみてください。
家族年表があると、10年・20年後に必要な間取りを想像しやすくなるでしょう。
ポイント②
具体的な生活イメージを膨らませる
設計された間取りや設備を使って生活する様子を、具体的にイメージして膨らませましょう。
イメージする際にチェックするポイントは、以下の通りです。
- 生活や家事がしやすい動線か
- 風通しや日当たりが確保されているか
- 収納は十分にあるか
- 玄関は狭くないか
例えば、洗濯の動線を想定する場合には、洗濯機の利用から洗濯物の収納まで、一連の流れを想定しておくと失敗しません。
住み始めてから生活動線を改善するのは難しいので、事前にチェックしましょう。
ポイント③
提案力の優れた住宅会社を選ぶ
理想の家づくりを実現するためにも、提案力の優れた住宅会社を選びましょう。
住宅会社を選定するには、以下の方法で情報収集するのがおすすめです。
- ホームページやSNSの施工事例をチェックする
- モデルハウスに足を運ぶ
- 担当者へ直接相談する
複数の住宅会社の施工事例からデザインを比較して、自身の好みに合う会社をピックアップすると効率良く選定できます。
ある程度住宅会社を絞ったら、モデルハウスに足を運んだり、担当者へ直接相談したりして、提案力や対応力を確認しましょう。
ポイント④
設計プランの打ち合わせを入念に行う
自身の要望をしっかりと伝えるには、設計プランの打ち合わせを入念に行うことが大切です。
以下の方法を活用すると、スムーズに打ち合わせを進められます。
- 写真を使って具体的にイメージを伝える
- 疑問点や不明点はその場で解決する
- こだわりたい部分は優先順位を決めておく
トラブルが発生する可能性も考えて、打ち合わせ内容を記録しておくことも大切です。
後悔しないためにも、納得できるまで打ち合わせをしましょう。
ポイント⑤
家づくりに関する知識を備える
住宅会社の提案内容を判断したり、打ち合わせを円滑に進めたりするには、家づくりに関する知識を備える必要があります。
知識を身につけるなら、以下の方法がおすすめです。
- 書籍
- セミナー
- 住宅会社のホームページ
住宅会社や専門家など、住宅のプロが発信・監修している正確な情報を参考にしながら勉強を進めましょう。
【関連記事】タカトーホームがおすすめする、失敗しない新築一戸建ての間取り5選!
注文住宅で後悔しないために
「注文住宅で後悔しない」「夢のマイホームを実現したい」という方には、弊社タカトーホームの家づくりセミナーがおすすめです。
住宅のプロによる分かりやすい解説を受けられるため、後悔するリスクを回避できるでしょう。
家づくりセミナーではさまざまなお役立ち情報を提供しており、参加者様からも毎回ご好評いただいています。
セミナーのテーマ例は、以下の通りです。
- 自然素材とうまく付き合うための基礎知識
- 光熱費を抑えたエコな家づくりのポイント
- 安心して住むための土地を賢く選ぶコツ など
その他にも多くのセミナーをご用意していますので、詳しい内容や日時については家づくりセミナーページをご覧ください。
まとめ
理想の注文住宅は後悔しがちなポイントから学ぼう
間取りや設備を自由に決められる注文住宅では、生活をスタートさせてから「想像とは違った」と後悔を感じる場合があります。
注文住宅で後悔しがちなポイントをおさらいしましょう。
- コンセント
- 収納
- 家事動線
- 風通しや採光
- 冷暖房効率
将来のライフスタイルを踏まえ、生活イメージを膨らませて家づくりを進めることで、理想の注文住宅を実現できるでしょう。
好みのデザインを探したいという方は、施工事例ページをぜひ参考にしてください。
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