室内ドアは必ず目にする大切な建具ですが、ドアの種類や場所によってどんなドアを選べばいいのか迷う方も多いと思います。
ドアにはプライバシーの確保や空間の快適性など、住まいにおける重要な役割があります。
その点にも考慮しながら、設置場所やデザイン性の両面を踏まえて選ぶことが大切です。
今回は、室内ドアを選ぶポイントを詳しく解説していきます。
毎日使用する建具だからこそ、今回の解説を参考にしていただき家づくりのお役に立てれば幸いです。
室内のドアを選ぶ際の3つのポイント
家づくりを進めていくと、必ず室内ドアを選ぶタイミングが出てきます。
近年、ドアの色やデザインの種類もかなり増えてきてるので、迷う方も少なくないと思います。
そこで、どのようなことを考慮して選ぶと良いか、おしゃれな空間になるのか、ポイントをご紹介したいと思います。
ポイント①
色見
少し前までは木に使われている色味(ベージュやブラウンなど)の建具が主流でしたが、今では単色や木調でもブルーやグリーンなど選べる種類が増えてきています。
色や柄を決めるとき、どのようなテイストの部屋にしたいかをイメージすると決めやすくなります。
ポイント②
デザイン
ガラスの有無やドアにデザインが入ったものなど選び方は様々です。
また、ドアノブの色や種類も以前より増えつつあります。
今流行っているのは、部屋の天井と同じ高さの「ハイドア」です。
少し前まではデザインの入ったものが多く出ていましたが、現在はシンプルなフラットデザインで柄のない単色のドアが人気となっています。
フラットなデザインにすることでドアとしての存在感を減らす効果もあります。
ポイント③
素材
室内ドアの素材には「木製・アルミ製・化粧シート仕上げ」などがあります。
【木製ドア】
手触りが良く暖かみがありますが、木特有の反りが生じることがあります。
【アルミ製】
木製ドアとは反対に反りが少なく耐久性があります。
傷がつきやすいこともあり、住宅で使用することはあまり多くありません。
【化粧シート仕上げ】
化粧シートとは、樹脂シートなどに木目や石目を印刷したものをいいます。
基材は反りにくく作られており、印刷のため色・柄が多いことが特徴です。
失敗しないおしゃれな室内ドアの選び方3選
家具やカーテンは変えたいときに自分で取り換えることができますが、室内ドアは業者に入ってもらわないといけません。
手軽に取り換えることができないからこそ、後悔しないように選んでいきましょう。
選び方①
インテリアのスタイルと統一する
室内空間をどのようなスタイルにしたいかをイメージして、そのイメージに合わせて決めていくと失敗を防ぐことができます。
インテリアスタイルとは「和風スタイル・モダンスタイル・北欧スタイル」など室内テイストのことです。
ドア単体だけ考えてしまうと置きたかった家具やカーテンと合わない、と後悔する可能性もあります。
例えば単色のフラットデザインのハイドアにすると、すっきりとしたモダンスタイルに合う仕上がりとなります。
選び方②
壁や床と同系色にする
もしインテリアスタイルがまだ定まっていない…ということであれば、壁や床と同系色にしておくことをおすすめします。
家が出来上がると、カーテン・ソファ・ラグなどで多くの色が入ることが予想されます。
どのような色が入るかまだ決まっていないときは、ベースとなる壁・床・建具の色の数は少なくしておくと、後から家具などで色が増えてもごちゃごちゃとした印象になりにくくなります。
また、壁と同色にしておくことでドアとしての存在感を少なくする効果もあり、すっきりした印象となります。
選び方③
ドアにアクセントカラーを取り入れる
ここ最近増えているのがドアをアクセントとするパターンです。
空間のアクセントとすることでおしゃれ度がアップし、個性を演出することができます。
少し前まではなかったブラック・ネイビー・グリーンのドアも登場して、白い壁にアクセントとして使う形となります。
家具はできるだけ奇抜なものは選ばずにシンプルにしておくことで、ドアがアクセントととなり個性的で印象に残る空間となります。
おしゃれな室内ドアを取り入れた施工事例5選
ここからは当社で施工いたしました、おしゃれな室内ドアを取り入れた施工事例を5つ紹介させていただきます。
様々な室内ドアがありますので、是非とも今後の家づくりの参考にしていただければ幸いです。
事例①
家にいながら「外を楽しむ」アウトドアリビングのある平屋
こちらはアウトドアリビングを設けた平屋になります。
広さを十分に取った中庭は、周りの目を気にせず洗濯物を干したり、バーベキューをしたりすることが可能です。
室内は珪藻土の白と、濃い茶色の床のコントラストがキレイです。
すりガラスを採用したアクセントのあるドアを選び、ダークブラウンの床との相性も良くおしゃれさを演出しています。
全体的に落ち着いた雰囲気になりますので、家で落ち着きたいと思う方にはおすすめの色になります。
事例②
映画の世界観を再現した「好き」が詰まった平屋
こちらはご家族ともに大好きな映画の世界観を再現した、お客様のこだわりを詰め込んだ平屋になります。
パントリー部分にアーチの入り口をつくり、柔らかさを出しています。
床は落ち着いた雰囲気の茶色を使用し、緑色の壁に映えるようベージュのドアを採用しました。
ひとつ前の事例で案内したものより、ガラス部分の面積を大きくしたドアになります。
ドア1つで色々な雰囲気を醸し出してくれます。
事例③
ゆとりある設計でのびのび暮らす、板張り×勾配天井のある平屋
次に紹介するのは、家族全員がのびのび暮らす、板張り×勾配天井のある平屋になります。
ナチュラルな色味の木を床と天井に採用し、また梁も出ていてかっこいい内装に仕上がっています。
ドアは引き戸でダークブラウンの色を使用しています。
先ほどご紹介した開き戸とは形状が異なりますので、ご家族がどちらのドアにしたいか悩むのも家づくりの楽しいポイントかもしれません。
事例④
ロフト×吹き抜け×土間のある、動線が繋がる平屋の家
こちらはロフト×吹き抜け×土間のある家になります。
ロフト×吹き抜けによって開放感がある平屋になっています。
床の色をナチュラルにし、キッチンの袖壁も同じ色味を採用しています。
掃き出し窓の部分に土間があり、非常にかっこいいリビングになっています。
こちらもガラスの面積を大きくしたドアになっていますが、先ほどご紹介したドアと色味が違うと雰囲気も変わります。
木の色の統一感を持たせるのもいいですね!
事例⑤
自分時間を充実できる書斎のある平屋の家
趣味や読書など、自分の好きな時間を過ごすことができる書斎を間取りの一部に取り入れた平屋の家となっています。
こちらの書斎のように、壁とドアの色味を濃い色合いにすることで、モダンな雰囲気で居心地の良い特別な空間となります。
自分だけの空間だからこそ、壁・床・ドアの色合いと素材にこだわり、組み合わせていくことが大切です。
群馬県で一戸建てを建てるならタカトーホーム
タカトーホームでは、今回ご紹介した施工事例以外にもおしゃれな室内ドアを使用した施工事例が多くあります。
部屋のテイストのイメージに合わせて、様々なデザインのドアをご提案させていただいております。
部屋のテイストのイメージが決まっていない方でも、経験豊富なスタッフがご対応させていただきますので、ご要望をお聞かせください。
まとめ:おしゃれな室内ドアで理想の住まいを実現
今回は、おしゃれな室内ドアを選ぶポイントをご紹介いたしました。
種類が多いドアを選ぶためには、「色味・デザイン・素材」の3点に着目し、「インテリアのスタイルと統一する」・「壁や床と同色系にする」・「アクセントカラーを取り入れる」点を踏まえて選択すると、飽きのこないおしゃれな室内となります。
ドアは自分で取り付けが難しいところもあるので、後悔しないためにも家を建てる際に「デザイン性・性能面」などを理解したうえで取り付けることをおすすめいたします。
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