5人家族が新築一戸建てを建てるなら平屋か2階建てか？またそのメリット・デメリットを記してみたいと思います。
これから住宅を建てるに当たり、平屋か2階建てか迷っている方は参考にしてみてください。
平屋・2階建てが向いている世帯の特徴
平屋
限られた面積や予算の中でも平屋で暮らしたい場合は、家族構成が少ない方が向いていると言えます。
平屋は3LDKの間取りが大多数となりますので、ご夫婦+お子様2人がベストだと思います。
最近は共働きの家庭が多いため、奥様の家事動線が確保しやすいのも平屋の人気の1つです。
2階建て
2階建ては平屋と比べると同じ坪数でも、予算を低めに抑える事ができるため、資金力が不安な方でも手が届きやすい事が選ばれる理由として多いようです。
敷地面積や建物の総予算の事を考えると、5人家族でのびのび暮らすなら2階建てがオススメです。
平屋のメリット・デメリット
《メリット》
①生活動線が魅力
平屋はワンフロアのため、移動が平面のみとなるので掃除や洗濯などの日常の家事を楽に済ませる事ができます。
②バリアフリーに対応しやすい
ロフトなどを付けなければ階段がありませんので上り下りの負担がなく、転落などの危険性もありません。
高齢者やお子様にも安全で、老後の心配も少なく安心安全に暮らせます。
③耐震性に優れている
建物は低い方が揺れにくいです。
地震だけではなく大型車の通過や強風などの揺れに対しても広い基礎が平面で支えているため、揺れにくく安心して暮らせます。
④家族の距離が近い
平屋はワンフロアのため、家族の気配を感じやすく会話が届きやすいです。
また全ての空間が地面に近いので2階建てに比べて屋外で過ごす時間が多く、庭にいる家族を室内から見守りやすくなります。
⑤メンテナンス費用が抑えられる
屋根や外壁などの補修や修繕が必要になった場合、造りにもよりますが大体は高い足場が不必要となるため、一般的に2～3割ほどメンテナンス費用が安くなります。
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《デメリット》
①広い敷地が必要
2階建てと同様の床面積で平屋にする場合は単純に1階面積が2倍となり、駐車スペースの確保も考えると広い敷地が必要となります。
そのため土地を購入する際の費用も高くなります。
②建築費用が高くなる
2階建てと同じ床面積で建築した場合、基礎・屋根など主要な部分の面積が大きいため、建築コストが1～2割ほど高くなる傾向にあります。
③日当たりが悪くなることがある
周辺環境によって日当たりが悪くなることがあり、住宅街などの密集地に建築する場合は、日陰になりやすく風通しも悪くなるケースがあります。
④水害時に不安
豪雨や川の氾濫などにより浸水した場合、2階建ては上の階に避難できますが、平屋だと避難することが難しくなります。
浸水した場合は建物全体に被害が及びますのでバザードマップを確認した上で検討することをオススメします。
⑤防犯面で不安
平屋は外から家の中を覗かれやすく空き巣に狙われやすいとされています。
窓のサイズや配置などの防犯対策に気をまわさなくてはなりません
5人家族で平屋に住んでいるお客様の声
「朝の身支度時にトイレが混み合うので、平屋でも2か所取り入れて良かったです。」
「2階に上らなくていいので家事がスムーズに行えます。」
【お客様の声】5人家族で平屋に住んでいるお客様の声
2階建てのメリット・デメリット
《メリット》
①限られた敷地面積でも建築可
2階建ては縦の高さに立体的に空間を広げる事ができるため、狭小地でも部屋数などの生活空間を十分に確保できます。
②日当たりを確保しやすい
縦のスペースを活かして部屋などを配置できますので、広いスペースを確保しやすくなります。
1階部分に日差しが入りにくい場合、2階にリビングを配置することもできるので日当たりを確保できます。
③プライベート空間を作りやすい
それぞれの部屋を階によって分けられるので共有空間とプライベート空間の切り替えがしやすく、生活音や気配を分断できるのでプライバシーを確保できます。
④建築費用が平屋より安くなる
延べ床面積が同じ大きさなら2階建ては平屋と比べて基礎や屋根の面積が約半分ほどになります。
基礎や屋根は建築費の中でもコストがかかる部分です。
⑤防犯面で安心
2階建ては外部から見た場合目線が高くなるので外からは覗かれにくいです。
また個人差はありますが2階の寝室のほうが安心して就寝できるというのも特徴です。
《デメリット》
①生活動線は複雑になる
2階建ては階段が必須となるため平屋と比べて動線が複雑になります。
日常の掃除・洗濯などにかかる負担が大きくなることがあります。
②階段の上り下りの負担と危険性
年齢を重ねるにつれて階段の上り下りが負担となり、体に疲労が蓄積されていきます。
また家の中で起こる事故の内「転落・転倒」は毎年上位となっており、2階部分は使用されにくくなる傾向にあります。
③2階部分は地震の揺れを感じやすい
2階建ては立体的になるため構造上揺れを感じやすくなります。
耐震強度を高めるための間取りの検討が必要となります。
④家族とのコミュニケーションがとりにくい
生活スペースが上下階で分かれているため、帰宅した際に家族の気配を感じにくく、顔を合わせての会話が減りがちになります。
⑤メンテナンス費用が高額になる
外壁や屋根などの1階部分以上の修理・修繕を行う場合、足場を組む必要があり2階部分を行う際は大掛かりになり費用が高くなります。
5人家族で2階建てに住んでいるお客様の声
「夫婦の寝室は1階に設けてあるので将来的にも安心して住めるなと感じています。」
「長男は1人で1部屋で、長女と次女はいずれ家を出る可能性が高いので1人1部屋は与えず、2段ベットに机を並べて2人で1部屋にしています。」
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まとめ
今回は平屋と2階建ての特徴や、メリット・デメリットなどを記してみましたが、参考になりましたでしょうか？
平屋は家事動線が楽・バリアフリー対応・耐震性が良いなどのメリットもありますが、敷地の確保・日当たり状況・建築費用など、難しさもあるようです。
2階建ては日当たりが確保できたり、敷地面積が狭くても建物や駐車場などのスペースの確保がしやすい等々ありますが、土地・建物を含めた総予算が安価にできる事が1番好まれる要因だと思われます。
また、トイレが1階と2階に設置できる事も選ばれる要因の1つでもあるようです。
それぞれのメリット・デメリットを踏まえた上で、自分達ならどちらが合っているか検討していただければ幸いです。
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