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平屋の勾配天井とは?後悔しないためにメリット・デメリットを徹底解説

家づくりを考える時、勾配天井を検討する方も多いと思います。

勾配天井のある家は、空間が横だけではなく上にも広がるので、部屋の雰囲気をオシャレかつ高級感溢れる空間にすることができます。

また、なんといっても開放感が出るといった点が1番の魅力ですよね。

デザイン性だけではなく居心地も格段にUPさせることができる勾配天井ですが、その一方でデメリットもあります。

この記事では、勾配天井を取り入れる際のメリット・デメリットについてご紹介していきますので、その内容を頭に入れていただいた上で、勾配天井を採用するかどうかの参考にしていただけたらと思います。

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勾配天井とは

勾配天井(こうばいてんじょう)とは文字通り、「勾配(こうばい)」になっている「天井(てんじょう)」のことです。

勾配とは「ななめ」という意味で、天井がななめになっていることを指します。

一般的な戸建て住宅の場合、フラットな天井(部屋の床面から天井までの高さ)は2.2m~2.4mが標準と言われています。

勾配天井にすると、天井の1番高い所で4mを超える高さを確保することができます。

勾配天井と一般的なフラットな天井の部屋とでは見た目・印象はもちろん、開放感を楽しめるというのが1番の魅力ではないでしょうか。

▼勾配天井の施工事例一覧はこちらをご覧ください。
【関連】勾配天井の施工事例

勾配天井の平屋のメリット

《メリット1
「開放感」&「高級感」

勾配天井にすることで圧迫感がなくなり、目線が上部へと抜けるので開放感を得られる効果があります。

それほど広い部屋ではなくても、天井が高いだけで広く感じられるのもメリットです。

勾配天井を取り入れた際は、梁を渡したりファンを付けたりすることで空間のデザイン性や機能性もアップするので、ゆったりと落ち着いた空間の中で過ごすことができると思います。

また、照明やオシャレなインテリアを計画することができ、プラスαを楽しむことができるのも魅力のひとつです。

スポットライト・スタンドライト・ペンダントライト・間接照明といった部分的な灯りを分散させることで、明るさのメリハリが生まれておしゃれな印象になります。

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《メリット2
採光性に優れている

平屋の天井を高くすると、高窓を付けることが可能になります。

高窓とは「ハイサイドライト」とも呼ばれ、高い場所に設けられる窓を指します。

屋根に設置される天窓と異なり、天井面に近い壁面に設けられる窓のことを言います。

平屋というと周りに他の家が建っている場合、どうしても日当たりが気になりますが、そのような場合でも天井が高いことにより、少しでも上の位置へ窓を計画でき、自然光を取り入れやすくなります。

勾配天井に設けた高窓は単純に開口面積が大きくなるだけでなく、より部屋の奥まで光が届くような明るさを手に入れることができます。

天井に沿って光が差し込んでくるので、より開放感のある明るい室内の雰囲気になります。

もちろん日中は照明に頼らなくても十分明るい空間を確保することができるので、電気代の節約にもつながります。

《メリット3》
生活空間が広がる

勾配天井のある平屋では、屋根裏にあたる空間(ロフト)を取り入れることができます。

平屋はどうしても居住スペースが狭く感じられがちですが、ロフトを設けることでセカンドリビングとして使用したり、普段使わない物を置くのに活用できたりと、生活空間を広げることが可能になります。

また、ロフトはお子様の遊び場としても最適です。

リビングで遊ぶとどうしてもおもちゃが散らかりがちになりますが、ロフトであれば片付けができないときでもリビングに生活感が出るといった心配もありません。

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勾配天井の魅力は、勾配によって生まれる壁の高さと空間です。

空間が広がることにより部屋が実際よりも広く感じたり、採光性や通気性といった快適性までも優れた空間を可能にします。

このように暮らしにプラスαを取り入れられるのも勾配天井の魅力のひとつと言えるでしょう。

【関連】平屋の実例集~理想の平屋づくり~ | 間取り図付き

勾配天井の平屋のデメリット

《デメリット1》
メンテナンスの難しさ

勾配天井は通常の天井高と比べて高いため、メンテナンスが大変になります。

明かり取りのために高窓を設置しているケースが多いのですが、窓が高所にあると窓台にたまったほこりの掃除や、窓ガラス自体の汚れの掃除が大変となります。

脚立などで届く高さであればいいのですが、高さによってははしごが必要な場合もあります。

また、窓にカーテンなどを取り付けた場合やシーリングファン・照明器具のお手入れや修理も大変な作業となる場合があります。

照明器具にもほこりなどがたまっていきますので、掃除する際は窓ガラス同様に脚立やはしごが必要な場合もあり、機械の故障となると足場を組み立てないといけない場合も出てきます。

足場を組み立てるとなると費用が発生するだけでなく、足場を立てるスペースが必要となり、家具や家電なども事前に別の部屋に動かす必要性も出てきます。

《デメリット2》
コストアップ

通常の天井に比べると下地を組む施工費や材料費などが割高となる上に、壁・天井の面積の増加に伴い内装工事の金額の増加も考えられます。

明り取りのために窓を付ける場合は、窓の数が増えることによるコストアップはもちろん、それに付随したカーテン代やファンの設置代も上乗せになってきます。

また、仕上げ材に板などを選択した場合はさらに材料費や取り付け・塗装・足場代といった施工費が加算されてきますので、一般的な天井と比べても施工費が全体的に上がると言われています。

照明器具についても天井が斜めの形状のため、対応している器具を選択する必要があります。

高さによっては冷暖房の効率も考え、シーリングファンなどを設置したり、容量の大きいエアコンを選択したりと設備器具のコストアップにもつながってきます。

《デメリット3》
光熱費が高くなる

勾配天井にすることで天井高が高くなり部屋の空間が大きくなる分、冷暖房の効率が悪くなります。

冷暖房の効率の解消にオススメなのが、シーリングファンです。

最近はデザイン性があるものなども出回っているので、設置する方が多いと思います。

ファンがまわることで空気が対流し、室内の空気や温度をある程度均一に保つことができます。

特に冬の場合、暖かい空気は上へ上っていきます。

吹き抜けと同様、シーリングファンを設置しなければ空気が上へ溜まってしまいます。

上方へ溜まった暖かい空気を下におろすためにも、シーリングファンはあった方が良いと言われています。

エアコンの効果を感じられるようにするには、空間の大きさに合ったエアコンをつけたり、ファンをつけることによる光熱費の高騰は頭に入れておくことをオススメします。

>>【厳選】タカトーホームの新築一戸建ての人気オプションベスト3の天井勾配を見てみる

まとめ

いかがでしたか?

開放感や高級感を味わえたり、暮らしの幅が広がる勾配天井。

家にいることが多くなった今、家族の時間を過ごすリビングにはみんなが居心地の良い場所にしたいと願うのは誰もが同じだと思います。

開放感のある明るい空間は、そこにいるだけで気持ちも上を向きます。

取り入れる際は、メリットだけではなくデメリットもきちんと頭に入れて、設計士と話し合いながら進めていただくと、とても開放的でおしゃれな空間になると思います。

この記事が勾配天井をお考えの皆様の参考になっていたら幸いです。

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