理想の家づくりを考える際、コンセプトやスタイル選びはとても大切です。
ナチュラル・シンプルなどのさまざまなコンセプトがありますが、「和モダン」は家づくりをする人の中でも高い人気を集めています。
ただ、一口に和モダンと言っても特徴を言語化するのは難しく、どのように家づくりを進めていいか分からない人も多いでしょう。
この記事では、和モダンな家にするポイントと、おしゃれな実例をご紹介していきます。
和モダンとは
和モダンとは、日本人が古くから慣れ親しんでいる「和」の伝統的で落ち着いた要素と、現代的な「モダン」をミックスさせたスタイルです。
一見すると相反する印象すらある「和」と「モダン」のスタイルですが、いずれも落ち着いた雰囲気があるため、実はうまくなじみます。
和モダンなスタイルは高級旅館やラグジュアリーホテルなどにも採用されているため、家づくりにも採用したいというニーズが高まっています。
和モダンな家にする5つのポイント
和モダンな家を目指す際に意識したいポイントを5つにまとめました。
- 外観を含めた統一感にこだわる
- 庭とつながる空間をつくる
- 自然光や自然素材を取り入れる
- 伝統色や彩度の低い色を取り入れる
- 目線を低くする工夫を取り入れる
それぞれを理解した上で、理想の家づくりやインテリアを検討していきましょう。
ポイント①
外観を含めた統一感にこだわる
和モダンな家に仕上げるためには、外観を含めた統一感にこだわることが大切です。
建物のデザインはもちろん、エントランスや庭・植栽などの外構も意識しましょう。
外構が家のデザインとチグハグになってしまうと、どうしても違和感が出てしまい、和モダンな印象が崩れてしまいます。
- 玄関までのアプローチに砂利や石畳を取り入れる
- 庭に木を植えるなどの植栽にこだわる
- 縁側やウッドデッキを採用して和の雰囲気を演出する
内装にこだわる前に、まずは家全体の統一感にこだわりましょう。
ポイント②
庭とつながる空間をつくる
日本庭園や昔ながらの伝統的な日本家屋の特徴として、「縁側」があります。
窓を開け放って開放感が抜群になるだけでなく、庭とのつながりを作れるようになります。
そのため、景色や季節の移り変わりを楽しんだり、ゆったりとした時間でくつろいだりできるでしょう。
リビングから一続きのデザインを採用するなどして、庭とつながる空間を取り入れると、和モダンな雰囲気がグッと高まるはずです。
ポイント③
自然光や自然素材を取り入れる
建物の配置や窓の位置にこだわって自然光をうまく室内に取り入れたり、無垢材や珪藻土といった自然素材を一部に採用したりすることで、「和」の空気感が高まります。
ほかにも、畳や珪藻土などを使用することで調湿効果を期待できるだけでなく、どこか一息つける空間づくりに役立つでしょう。
さらに、高窓を設置することで、時間帯を問わず採光がとれるようになります。
自然光や自然素材を採用して、和の要素をバランスよく取り入れましょう。
ポイント④
伝統色や彩度の低い色を取り入れる
和モダンな家づくりを目指す際は、伝統色や彩度の低い色を取り入れるのがポイントです。
主張のはっきりした原色を取り入れると、どうしてもポップな印象になってしまうので気をつけてください。
白・黒・グレーのモノトーンカラーはモダンな雰囲気にぴったりなので、これらをメインにするのがおすすめです。
さらに、くすみのある緑や藍色、えんじといった伝統色やアースカラーをアクセントにするとよいでしょう。
ポイント⑤
目線を低くする工夫を取り入れる
日本では古くから床座の生活をしていたこともあり、「和」の雰囲気を出す際は、目線を低くする工夫を取り入れるのも重要です。
椅子やテーブルの高さがあまりないタイプにしたり、ローソファーを取り入れたりして背の低いものを選ぶことで、洋風のインテリアも和の雰囲気にマッチしやすくなるでしょう。
もちろん、和室にちゃぶ台や座椅子と言った床座で使用するアイテムを採用すれば、和のテイストはグッと高まります。
和モダンな家の施工事例3選
和モダンな雰囲気が素敵な施工事例を3つご紹介します。
- 中庭と土間のある平屋の暮らし
- 和の色彩に、開放感とこだわりをつめこんだ平屋の家
- 和モダンの渋さとカッコよさが詰まった平屋の家
施工事例①
中庭と土間のある平屋の暮らし
こちらは延べ床面積が約34坪の、やや大きめなつくりの平屋です。
家族が集まるリビングルームは広さを十分に設け、ダーク調の床材やインテリアでコーディネートしました。
中庭・土間と接している間取りのため、窓を開け放つと開放感がアップし、活用の幅が広がります。
全体的に和モダンの落ち着いたテイストで統一しながらも、毎日使うキッチンスペースにはちょっとした遊びごころをプラスしています。
アクセントの赤いクラッシュタイルは、ぜひ取り入れたい工夫のひとつ。
【関連記事】平屋の勾配天井とは?後悔しないためにメリット・デメリットを徹底解説
施工事例②
和の色彩に、開放感とこだわりをつめこんだ平屋の家
先ほどの事例と同じく、こちらも勾配天井を採用し、高窓を設置して採光はバッチリ。
落ち着いた色味のフローリングとリビングの中央に構える濃いブラウンのソファーも、部屋の雰囲気にマッチしています。
室内に背の高い観葉植物を設置して、深い緑をアクセントカラーにしているのも参考になるでしょう。
トイレにもこだわり、ホワイトの玉砂利と渋く深い色合いでコーディネートして、和モダンなくつろぎ空間を実現しました。
施工事例③
和モダンの渋さとカッコよさが詰まった平屋の家
中庭を採用したこちらの事例では、カーテンをつけず、向こう側にいる家族の気配も感じられる緩やかなつながりが印象的です。
プライバシーを守られている中庭では、休日にブランチを楽しんだり、夏にはバーベキューをしたりなど、家族だけの時間を満喫できるでしょう。
黒いサイディング(外壁材)でシックな印象に仕上げた外観と、和の雰囲気が際立つ植栽のバランスも絶妙です。
玄関までのアプローチには石畳を採用しているところも参考になるでしょう。
タカトーホームが提供する4つのラインナップ
「自然体で、つくろう。暮らそう。」をコンセプトに家づくりのお手伝いをしている当社では、以下4つのラインナップを展開。
- cocokara(ココカラ):「ココロ・カラダ・家計」に優しい定額制の家
- ココカラセレクト:平屋で暮らすコストを抑えたシンプルな家
- RasiCras(ラシクラス):あなたらしく暮らす、たくさんの「好き」を詰め込んだ家
- ottimo!(オッティモ):コストもサイズもピッタリな平屋の家
本記事で解説した和モダンな家づくりを目指したい方は、cocokaraの「Japanesque STYLE(ジャパネスクスタイル)」がおすすめです。
安らぎと落ち着きを兼ね備えた、新しい和のスタイルを提案していますので、詳細はタカトーホームのラインナップページをご覧ください。
タカトーホームの和モダンなモデルハウス
当社では、「『和モダン×レトロ』が生み出す懐かしくも新しい古民家風の平屋」と題したモデルハウスを展開しています。
コンパクトな生活動線にこだわった3LDKの平屋で、化粧梁や吊り収納を採用したリビングは、古民家のような落ち着いた雰囲気に仕上げました。
キッチンと洗面脱衣室はパントリーを通路にして最短距離で行き来でき、家事動線も抜群です。
なお、モデルハウスの内覧は完全予約制になっているため、興味のある方はお電話または来場予約のフォームからお申し込みください。
まとめ
和モダンな家づくりならタカトーホーム
本記事では、和モダンな家づくりを目指す際のポイントを解説しました。
- 外観を含めた統一感にこだわる
- 庭とつながる空間をつくる
- 自然光や自然素材を取り入れる
- 伝統色や彩度の低い色を取り入れる
- 目線を低くする工夫を取り入れる
記事で紹介した3つの施工事例や当社のラインナップ・モデルハウスを参考に、「和モダンな家」の方向性を明確にしてみましょう。
和モダンな家に近づくポイントを知った上で、理想の家を実現させてください。
\あわせて読みたい関連記事/
【関連記事】30坪の平屋は狭い?広い?3~4人家族が快適に暮らせる間取りプラン
【関連記事】自然素材の家とは?メリット・デメリットや施工事例をご紹介します
【関連記事】高気密高断熱住宅で後悔しないポイント3つ | メリットも解説