「セカンドリビング」とは、その名の通りメインのリビングとは別に設けられた2つ目のリビングのことです。
二世帯住宅はもちろん、子どもの遊ぶスペースやホームパーティーで活用するなど用途はさまざまで、近年人気を集めています。
しかし、憧れや先入観でセカンドリビングを設置すると、「利用するシーンが少なくて無駄になった」など後悔する場合もあるでしょう。
そこでこの記事では、セカンドリビングの定義やメリット・デメリットを解説します。
セカンドリビングを取り入れたおしゃれな施工実例も紹介するので、参考にしてください。
セカンドリビングとは
「セカンドリビング」とは、LDKなどに設けられたメインのリビングとは別に設置する2番目のリビングです。
セカンドリビングは二世帯住宅でよく採用されていましたが、活用方法の幅の広さから、現在ではさまざまな住宅に取り入れられています。
「リビング」と聞くと大きなスペースを必要とするイメージがありません。
しかし、間取りの一区画を利用して設置するケースもあるため、サイズもさまざまです。
セカンドリビングの広さはどれくらい?
セカンドリビングの広さは、使用する目的や間取りのサイズによって異なります。
趣味・仕事・勉強に取り組んだり、コンパクトなサイズを希望したりする場合には、3〜4帖から設置可能です。
ソファやテレビを置いてゆったり過ごしたい場合には、6帖前後で取り入れる傾向にあります。
タカトーホームでは3.5帖のセカンドリビングを採用したモデルハウスを建築した例もあり、お客さまのご要望に合わせたご提案が可能です。
セカンドリビングのメリット3選
セカンドリビングのメリットは、以下の3つです。
- ライフスタイルに合わせてさまざまな使い方ができる
- 家族とのコミュニケーションを取る場所になる
- 限られたスペースにも設置できる
1つでもメリットがあると感じたら、セカンドリビングの設置を検討してみましょう。
メリット①
ライフスタイルに合わせてさまざまな使い方ができる
セカンドリビングはライフスタイルに合わせてさまざまな使い方ができ、自由度が高いのがメリットだといえます。
セカンドリビングの使い方は、以下の通りです。
- 子どもの学習スペースや遊び場
- 在宅ワーク
- 書斎
- 趣味や読書
- ホームパーティー時にメインのリビングと併用
生活空間からある程度距離を取れるため、勉強や仕事など集中して作業する空間としても活用できます。
また、メインのリビングに来客がある場合にも、家族の居場所として使えるのも特徴です。
メリット②
家族とのコミュニケーションを取る場所になる
セカンドリビングがあれば家族が集まれる場所が複数できるため、コミュニケーションを取れる機会を増やせるのが魅力です。
例えば、子どもの勉強を見守ったり、共通の趣味を楽しんだりしながら、コミュニケーションを深められます。
日当たりやインテリアなどを工夫して居心地のよいセカンドリビングになれば、自然と家族が集まり、団らんの時間を楽しめるでしょう。
また、セカンドリビングを子ども用のスペースにすると子どもが部屋にこもることがないため、思春期を迎えた際も様子を見守れます。
メリット③
限られたスペースにも設置できる
4帖以下の限られたスペースでもセカンドリビングを設置でき、デッドスペースになりやすい場所を活用できます。
例えば、以下の場所にもセカンドリビングを配置することが可能です。
- スキップフロア
- 2階ホール
- 廊下
- ロフト
アイデア次第ではさまざまな場所を活用できるため、早期から工務店に相談してプロのアドバイスをもらいましょう。
また、スペース活用としてスタディーコーナーの設置を検討している方は、以下の記事を参考にしてください。
【関連記事】スタディコーナーはいらない?設置するメリットとおしゃれな施工事例を解説
セカンドリビングのデメリット3選
セカンドリビングのデメリットは、以下の3つです。
- ほかのスペースを圧迫する
- 物置になりかねない
- 使わない可能性もある
生活をスタートさせてから後悔しないために、デメリットも踏まえておきましょう。
デメリット①
ほかのスペースを圧迫する
サイズにもよりますが、セカンドリビングがメインのリビングや他のスペースを圧迫してしまい、生活しづらい可能性があります。
他のスペースを狭くする必要があれば、セカンドリビングのサイズを再検討してみるのも方法の1つです。
セカンドリビングを取り入れた空間を実際に確認したい場合には、モデルハウスを見学しましょう。
具体的な生活をシミュレーションしてから、最終的な間取りを決定してください。
デメリット②
物置になりかねない
明確な利用目的を定めないままセカンドリビングを設置すると、物置になりかねないので注意が必要です。
趣味や仕事など、セカンドリビングの用途に合わせてデザインやインテリアを工夫すれば、積極的に利用するので物置化を防げるでしょう。
また、整理整頓された空間をキープするには、収納も検討しておきたいポイントです。
勉強道具・おもちゃ・本などのアイテムや、使用する用途に合った収納を設けましょう。
デメリット③
使わない可能性もある
利用目的をはっきりとさせずにセカンドリビングを取り入れると、物置化するのに加えて、そもそも使わない可能性があります。
メインリビングで十分だったり、生活動線が悪かったりすると、利用頻度が落ちて最終的に利用しなくなるでしょう。
用途を明確にするのはもちろん、子どもの成長などライフステージに合わせた使い方を考えておくと後悔を回避できます。
例えば、子どもが幼い間は遊び場として利用して、子どもが成長して使わなくなったら夫婦の趣味の場所として活用することも可能です。
セカンドリビングで後悔しないための注意点
セカンドリビングで後悔しないための注意点は、以下の通りです。
- どのように過ごす場所にしたいか事前に目的を決める
- 他のスペースとのつながりや生活動線に与える影響を踏まえる
- プライバシーの確保を考えて配置場所を考える
- 収納やコンセントを設置する
セカンドリビングの物置化や使用しなくなるのを防ぐために、事前に目的を明確にして生活動線に与える影響などを踏まえましょう。
また、居心地のよさを確保するには、プライバシー確保を考慮して配置場所を考えることも大切です。
収納やコンセントを設置しておくと、整理整頓ができるうえに、空間の利便性が高まります。
セカンドリビングを取り入れたおしゃれな施工実例
セカンドリビングを取り入れたおしゃれな施工実例として、以下の2つを紹介します。
- セカンドリビングで大人時間を満喫できる「中庭×ロフト」がある平屋
- セカンドリビングのあるシンプルでかっこいい平屋
おしゃれで居心地のよいセカンドリビングを実現したい方は、ぜひ家づくりの参考にしてください。
事例①
セカンドリビングで大人時間を満喫できる「中庭×ロフト」がある平屋
この家では廊下にセカンドリビングを配置しており、注目ポイントは以下の通りです。
- デッドスペースになりがちな廊下を活用している
- 造作家具に囲まれた落ち着ける空間を演出している
各部屋へ移動するための廊下はデッドスペースになりがちですが、セカンドリビングとして有効活用しています。
中庭に面していることから開放感にあふれたスペースとなっており、自然と家族のコミュニケーションが増えるのも魅力です。
また、木製の造作家具に囲まれた落ち着ける空間なので、ぬくもりやこだわりを感じながら生活できます。
事例②
セカンドリビングのあるシンプルでかっこいい平屋
この家ではメインのリビングの奥をセカンドリビングにしており、注目ポイントは以下の通りです。
- 家事をしながらセカンドリビングにいる子どもを見守れる
- 吹き抜けなので開放感を感じられる
セカンドリビングはメインリビングに隣接させて、ダイニングやキッチンにいても声をかけやすい間取りに。
子どもが勉強したり、遊んだりしている様子を家事をしながら見守れるため、安心して子育てできるのもメリットです。
また、セカンドリビングの上部は吹き抜けになっているので、明るく開放感に包まれながら特別な時間を過ごせます。
セカンドリビングに加えて、中庭や2階建てが気になる方は、以下の記事を参考にしてください。
【関連記事】セカンドリビングがある住まい。中庭×二階建ての暮らしとは?
タカトーホームのcocokara(ココカラ)でセカンドリビングのある家を実現
オンリーワンの家づくりを可能にするタカトーホームのcocokara(ココカラ)なら、セカンドリビングのある家を実現できます。
cocokaraの特徴は、以下の通りです。
- 3つのパターンからスタイルを選べる
- 外観・内観のテイストは自由に選択できる
- 無垢床や珪藻土などの自然素材を豊富に取り入れている
- 基本プランにさまざまな設備が標準搭載でコストパフォーマンスが高い
内装のテイストを自由に選べる商品なので「スキップフロアを活用してセカンドリビングにしたい」など、幅広いご要望に対応できます。
セカンドリビングで家族の時間を大切にできる家を建てたいという方は、cocokaraをご覧ください。
まとめ
セカンドリビングを取り入れた理想の家づくり
メインのリビングとは別に設置する「セカンドリビング」は、家族団らんはもちろん、勉強・仕事・趣味など幅広く利用できます。
目的や間取りにもよりますが、セカンドリビングのスペースは3〜6帖の広さを確保するのが一般的です。
スキップフロア・2階ホール・廊下など、デッドスペースになりやすい場所にも配置できるので、積極的に活用しましょう。
家づくりについてもっと学びたい方は、タカトーホームの家づくりセミナーをご覧ください。
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