コンテンツ3

新着情報

外壁をガルバリウムにして後悔しない?メリット・デメリット・施工事例を解説

「ガルバリウム」とは、アルミニウムや亜鉛などでメッキした鋼板のことです。

耐用年数が長く、スタイリッシュな外観を実現できることから、多くの方が住宅の外壁に利用しています。

しかし、ガルバリウムについて理解を深めないまま利用すると、生活をスタートさせてから後悔する場合もあるので注意が必要です。

そこでこの記事では、外壁にガルバリウムを使うメリット・デメリットを解説します。

外壁にガルバリウムを使用した施工事例についても紹介するので、参考にしてください。

ガルバリウム鋼板とは

>>LINEから施工事例をチェックしませんか?

ガルバリウム鋼板とはアルミニウム・亜鉛・シリコンでメッキした鋼板で、「GL」「ガルバニウム」「ガルバ」と呼ばれる場合もあります。

ガルバリウム鋼板の具体的な原材料の構成は、下表の通りです。

原材料割合
アルミニウム55%
亜鉛43.4%
シリコン1.6%

ガルバリウム鋼板は、外壁材だけでなく屋根材としても使われる傾向にあります。

また、軽量なガルバリウム鋼板は、新築はもちろんリフォームにおいても人気です。

コロニアル屋根や外壁の上に重ねる「屋根カバー工法」「外壁カバー工法」は利便性が高く、費用や工期を抑えられます。

外壁にガルバリウムを使う3つのメリット

外壁にガルバリウムを使うメリットは、以下の3つです。

  1. 耐久性が高く長持ちする
  2. デザイン性の高い外観を演出できる
  3. 耐震性に優れている

ガルバリウムのメリットを把握して、最大限に活用した家づくりをしましょう。

メリット①
耐久性が高く長持ちする

ガルバリウムの耐用年数は25〜30年であり、耐久性が高く長持ちするのがメリットです。

適切なメンテナンスをすれば40年以上持ちこたえることも可能で、寿命の長い外壁材を探している方にも向いています。

また、ガルバリウムは金属系サイディングの一種ですが、メッキに使用する亜鉛はサビを防ぐ犠牲防食機能があり、サビに強いです。

さらに、近年では遮熱塗装を施した製品も多く、日差しが強い時期でも室内の温度上昇を軽減できます。

メリット②
デザイン性の高い外観を演出できる

ガルバリウムの色や形状によって印象は異なるものの、デザイン性の高い外観を演出できます。

外壁にガルバリウムを採用した場合の外観イメージは、以下の通りです。

  • シンプル
  • モダン
  • スタイリッシュ
  • シャープ
  • 都会的

都心部はもちろん、シンプルでモダンな外観は自然や緑との親和性も高く、場所を選ばずに利用できます。

また、ガルバリウムと木材を組み合わせてナチュラルな雰囲気の外観デザインにすることも可能です。

ホワイトカラーなどライト系のガルバリウムを利用すれば、可愛いテイストにもできます。

メリット③
耐震性に優れている

ガルバリウムは軽量なため、耐震性に優れているのもメリットです。

外壁や屋根が重い素材の場合、重心が高くなるため建物が激しく揺れる可能性がありますが、軽量であれば揺れを軽減できます。

屋根の重量を素材別に比較すると、下表の通りです。

素材屋根材1坪当たりの重量
日本瓦(陶器瓦)約160〜240kg
コロニアル約70kg
ガルバリウム約43kg

ガルバリウムは日本瓦の4分の1から6分の1の軽さであり、非常に軽量であることが分かります。

外壁にガルバリウムを使う3つのデメリット

外壁にガルバリウムを使うデメリットは、以下の3つです。

  1. 傷ついたりへこんだりしやすい
  2. サビることがある
  3. デザインのバリエーションが限定的

将来的に後悔しないためにも、メリットだけではなくデメリットもしっかり確認しましょう。

デメリット①
傷ついたりへこんだりしやすい

製品によっては傷ついたりへこんだりしやすいことから、ガルバリウムの扱いには注意が必要です。

お子さまがボールを強く当てたり、家具を搬入している際にぶつけたりした際に、衝撃でへこむ可能性があります。

引っ越しなどで大きな荷物を移動させる場合はもちろん、日頃から気をつける必要があるでしょう。

衝撃による影響が気になる方は、厚みがあるタイプや波型のタイプを採用する方法もあります。

デメリット②
サビることがある

ガルバリウムは亜鉛でメッキされているため基本的にはサビにくい素材ですが、サビが発生する場合があるので注意してください。

サビが発生しやすい以下の場所で使用するのは、避けるのが無難です。

  • 塩害のある海沿いの地域
  • 排気ガスの多い工業地域
  • 酸性の液が発生する落ち葉の蓄積しやすい場所

サビを防いで耐久性を長持ちさせるためにも、定期的にメンテナンスを実施する必要があります。

メンテナンス周期は15〜20年が一般的ですが、設計段階から住宅会社に相談しておきましょう。

デメリット③
デザインのバリエーションが限定的

ガルバリウムはシンプルでモダンな独特な雰囲気を楽しめる一方で、デザインのバリエーションが限られるため、慎重に検討してください。

例えば、窯業系(ようぎょうけい)サイディングはデザインの種類が豊富で、タイル柄や石積柄などもラインナップがあります。

一方、ガルバリウムでは実現できないデザインが多いため注意が必要です。

何となくガルバリウムを採用するとミスマッチを感じるケースもあります。

どのようなコンセプトでデザインをまとめたいか、あらかじめ決めておきましょう。

外壁の種類が気になる方は、以下の記事を参考にしてください。

【関連記事】【写真付】外壁の種類は何がある?特徴・メリット・デメリット・選ぶポイントを解説

外壁をガルバリウムにして後悔しないためのポイント

外壁をガルバリウムにして後悔しないためのポイントは、以下の通りです。

  • 遮熱性や断熱性を考慮する
  • 遮音性に注意する
  • 他の外壁と値段を比較する

ガルバリウム単体では断熱性が物足りなかったり、熱伝導性の高さから高温になりやすかったりします。

そのため、遮熱性や断熱性の高いモデルを採用しましょう。

ガルバリウムは薄い素材なので外の音が聞こえやすく、遮音性もチェックしておきたいポイントです。

外壁とセットで住宅性能を高める意識を持つことで後悔を防げるでしょう。

また、窯業系サイディングよりも高額な傾向にあり、他の外壁と費用を比較してから素材を決めてください。

外壁にガルバリウムを使用した施工事例3選

外壁にガルバリウムを使用した施工事例として、以下の3つを紹介します。

  1. ロフト×勾配天井×吹き抜けリビングのある、ペットと暮らす平屋の家
  2. 吹き抜けと小屋裏のあるアイアンがオシャレなブルーの家
  3. オシャレで暮らしやすいインナーガレージのある黒いガルバの家

ガルバリウムを使った家づくりを検討している方は、チェックしてみてください。

事例①
ロフト×勾配天井×吹き抜けリビングのある、ペットと暮らす平屋の家

>>こちらの家の全ての写真を見る

この家では「ロフト×勾配天井×吹き抜けリビング」をテーマとしており、外観のポイントは以下の通りです。

  • モスグリーンのガルバリウムに木材を取り入れている
  • 異なる素材を組み合わせてメリハリを出している

モスグリーンのガルバリウムの外壁に、ウッド調のドアやデッキを取り入れており、ナチュラルテイストがアップしています。

さらに、ガルバリウムとは異なる素材の外壁を組み合わせることで、外観にメリハリが生まれているのも特徴です。

事例②
吹き抜けと小屋裏のあるアイアンがオシャレなブルーの家

>>こちらの家の全ての写真を見る

この家ではシックな色合いのガルバリウムを採用しており、外観のポイントは以下の通りです。

  • ポイントでウッドテイストのパーツを取り入れている
  • 濃紺のガルバリウムで飽きの来ないデザインが楽しめる

ガルバリウムの外壁にウッドテイストのドアや柵を取り入れており、スタイリッシュな雰囲気の中に温もりを感じられます。

全体的に濃紺のガルバリウムと黒のパーツでまとめているため、時代に左右されず飽きの来ないデザインを楽しめるのも魅力です。

事例③
オシャレで暮らしやすいインナーガレージのある黒いガルバの家

>>こちらの家の全ての写真を見る

この家ではインナーガレージを取り入れており、外観のポイントは以下の通りです。

  • インナーガレージもガルバリウムのテイストに合わせている
  • 凹凸のあるガルバリウムで立体感を演出している

インナーガレージはガルバリウムに合わせたカラーを採用しているため、浮いた印象にはならず、統一感を感じられます。

また、ガルバリウム自体も凹凸のパターンがあり、見た目に立体感を演出し、表情を出せるのもポイントです。

もっと施工事例を知りたい方は、施工事例ページをご覧ください。

まとめ
ガルバリウムの外壁で理想の住まいを実現

「ガルバリウム」とはアルミニウム・亜鉛・シリコンでメッキした鋼板で、「ガルバ」という略称で呼ぶ場合もあります。

ガルバリウムには耐久性が高く長持ちしたり、デザイン性の高い外観を演出できたりするメリットがあります。

一方で、へこみやすいなどのデメリットもあるので注意が必要です。

遮熱性や断熱性を考慮して家づくりに取り組むと、ガルバリウムでの失敗を避けられるでしょう。

後悔したくないという方は、実際に素材を確認するのがおすすめです。

タカトーホームのショールームで、ぜひガルバリウムをチェックしてみてください。

\あわせて読みたい関連記事/

【関連記事】注文住宅で決めることリストを3ステップでわかりやすく解説
【関連記事】家づくりの流れ10ステップと建築期間についてわかりやすく解説
【関連記事】こだわって大正解!子育て世帯のお客様が満足している設備TOP5