住宅を建てる際、注文住宅と建売住宅のどっちがよいのか分からず、迷ってしまう人は少なくありません。
実際、それぞれに長所・短所があるため、一概にどっちがよいとは言い切れません。
しかし、自分に合っているのは注文住宅と建売住宅のどちらなのかをご自身で判断することは可能です。
この記事では、注文住宅と建売住宅の違いや両者のメリット・デメリットについて解説します。
どのような人に注文住宅が適しているのか、あるいは建売住宅が適しているのかも解説しますので、家づくりの参考にしてください。
注文住宅と建売住宅の違い
注文住宅と建売住宅には、主に以下の点で違いがあります。
- 設計・間取りの自由度の高さ
- 土地がついているかどうか
- 価格の分かりやすさ
- 仕上がりのイメージのしやすさ
注文住宅は建売住宅に比べて設計や間取りの自由度が高く、自分たちのライフスタイルに合わせた家づくりが可能です。
一方、建売住宅は土地とともに完成した状態または建築途中の物件を購入するため、注文住宅ほど自由度が高くありません。
ほかにも、注文住宅の場合、それぞれのニーズにあわせて必要な設備などを取り入れるので、最終的な価格が変動しやすいです。
完成するまで実物を確認できず、どのような住宅になるのかイメージしづらいこともあるでしょう。
この点、建売住宅は価格が分かりやすいうえ、購入前に実物を確認できるため、どのような住宅に仕上がるのかが明確です。
土地探しや設計といった家づくりの流れについては以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
【関連記事】家づくりの流れ10ステップと建築期間についてわかりやすく解説
注文住宅の特徴
注文住宅の特徴がよく分かるメリットとデメリットを解説します。
メリット・デメリットを踏まえたうえで、どのような人に注文住宅がおすすめなのかもまとめたので、参考にしてください。
注文住宅にするメリット
注文住宅にする主なメリットは、以下の3つです。
- 間取りやデザインなどの仕様の自由度が高い
- 理想の家を実現できる
- さまざまな土地の形状にも対応できる
なかでも、設計や間取りの自由度の高さは大きなメリットといえるでしょう。
趣味の音楽や映画などを楽しめる防音室をつくったり、広々としたキッチンを設けたりなど、家族のライフスタイルに合った住宅に仕上げられます。
設計や間取りに加えて、外観や内装のデザイン、使用する建材まで詳細に選べるため、理想の住宅を実現できるでしょう。
さらに、注文住宅はさまざまな土地の形状や条件に対応できるので、住みたいエリアに合わせた家づくりが可能です。
ただし、注文住宅でも規格住宅の場合は選択肢が限られることがあります。
上記のように完全な自由設計を望む場合はフルオーダーの注文住宅を選ぶ必要があります。
注文住宅にするデメリット
注文住宅には多くのメリットがありますが、以下のようなデメリットも存在します。
- 打ち合わせが多く、時間がかかる
- 完成をイメージしづらい
注文住宅は選択できるオプションが豊富で、自分にとって最適な間取りや仕様が何かを判断するために何度も打ち合わせをする場合が多いです。
打ち合わせの後に家族と話し合う時間も必要になる分、建売住宅と比較すると、完成や入居までに時間がかかる点がデメリットとして挙げられます。
もう一つのデメリットは、完成をイメージしづらいことです。
建売住宅のように完成した建物を見ることができないため、設計図やモデルルームだけでは具体的なイメージが湧きにくい場合があります。
そのため、打ち合わせ時の確認が十分でないと、完成後に「思っていたのと違う」と感じることがあるかもしれません。
注文住宅が向いている人の特徴
以下に該当する人は、注文住宅が向いているといえます。
- 家づくりへのこだわりが強い人
- 完成・入居までに時間的な余裕がある人
- すでに土地を所有している人
家づくりに強いこだわりを持つ人は、注文住宅が特に向いているでしょう。
フルオーダーの注文住宅であれば、間取りに加えて外観や内装、住宅性能まで、細部にわたって自分のこだわりを反映させられます。
また、完成・入居までに時間的な余裕がある人にも注文住宅はおすすめです。
注文住宅は設計から完成までに時間がかかるため、スケジュールに余裕がないと当初の計画通りに進まない可能性があります。
さらに、注文住宅は土地の形状や条件に合わせた設計が可能なので、すでに土地を所有している人にも適しています。
上記のいずれかに該当する人にとって、注文住宅は理想の住まいを実現する理想的な選択肢といえるでしょう。
以下の記事では、注文住宅を検討している人のために後悔しがちなポイントと後悔しないためのポイントを解説していますので、あわせて参考にしてください。
【関連記事】注文住宅で後悔しがちなポイント5つと後悔しない家を造るポイント5つ
建売住宅の特徴
続いて、建売住宅のメリットとデメリットを解説します。
注文住宅と同様、建売住宅はどのような人におすすめできるのかもまとめているので、家づくりの参考にしてください。
建売住宅にするメリット
建売住宅にするメリットは、以下の4つです。
- 実際に住む家を見て検討できる
- 注文住宅に比べて引き渡しまでの期間が短い
- 金額が明確である
- 扱いやすい間取りになっていることが多い
注文住宅は設計図から完成形を想像するので具体的なイメージを持ちづらいですが、建売住宅なら現物を確認しながら購入を検討できます。
さらに、建売住宅はすでに完成しているか、建築途中の状態で販売されるため、契約後すぐに入居できることが多いです。
そのため、入学や転勤などですぐに新居が必要な人にとっては大きなメリットとなります。
ほかにも、購入金額が明確であることも建売住宅ならではです。
契約時点での価格がほぼ決まっており、追加の費用が発生しにくいため、資金計画が立てやすく、予算内で安心して購入できます。
また、住宅会社の豊富な知見をもとに、家事動線や暮らしやすさなどを考慮した間取りがあらかじめ設計されているので、使い勝手のよい住まいが手に入りやすい点も魅力です。
建売住宅にするデメリット
建売住宅には、以下のデメリットがあります。
- こだわりが強い場合、どこかで妥協する必要がある
- オリジナリティのある家にはならない
- 完成物件の場合、建築過程などをチェックできない
建売住宅はすでに設計が決まっているため、間取りやデザインを自分の好みに合わせて変更することは困難です。
デザインや間取り、仕様など、さまざまな箇所に自分のこだわりを反映させたくても、どこかで妥協する必要があります。
また、建売住宅の特性上、隣接する住宅と外観が似てしまう点も否めません。
外観だけでなく、内部の仕様も既成のものが多いため、個性的な家を求める人は不満に感じる傾向にあります。
さらに、建売住宅は完成した状態で販売されることが一般的なので、建築過程や使用されている材料を確認する機会が少ないです。
家の品質や耐久性に関する情報を事前に得づらく、不安を感じる場合があります。
建売住宅が向いている人の特徴
メリット・デメリットを踏まえると、以下のいずれかに該当する人は建売住宅が向いているといえます。
- 入居までのスケジュールがタイトな人
- 家づくりに強いこだわりがない人
- 土地を所有していない人
建売住宅は入居までにかかる時間が短く、スケジュールがタイトな人には最適です。
退去期限が迫っている、またはお子さまの入学や転勤に合わせて引っ越しを急いでいる人は、建売住宅を選ぶことで、すぐに戸建住宅を取得できます。
また、家づくりに強いこだわりがない人にも建売住宅は向いています。
家の広さや部屋数など、大まかな希望が叶えられればよいと考える人は、注文住宅より建売住宅のほうが手軽です。
加えて、土地を所有していない人にも建売住宅をおすすめできます。
注文住宅を建てるには土地の購入が必要ですが、建売住宅は土地と建物がセットなので、土地探しの手間を省けます。
暮らしたいエリアに希望条件に合う土地が少ない場合や、土地探しに時間をかけられない場合には、建売住宅がおすすめです。
群馬県で家づくりをするならタカトーホーム
タカトーホームは、住む人の健康や将来を考え、抗菌住宅にしたり耐久性を高めたりなど、さまざまなこだわりを持って家づくりに取り組んでいます。
具体的にどのようなこだわりを持っているのかについて知りたい人は、家づくりページをご覧ください。
また、建売住宅をお考えのお客さま向けに土地・分譲地情報ページで、地域別におすすめの物件を紹介していますので、あわせてご覧ください。
施工事例ページでは、当社がこれまでに手掛けてきた住宅を紹介しています。
住宅のデザインや間取りなどをぜひチェックしてみてください。
まとめ
注文住宅と建売住宅の違いを踏まえて理想の家を実現
注文住宅は自由度が高く、こだわりを持った家づくりができますが、時間と手間がかかります。
一方、建売住宅はスムーズに入居でき、価格も分かりやすくて安心できますが、注文住宅のように自由な設計は行えません。
両者の違いや良し悪しを理解したうえで、どちらの住宅にすべきなのかを考えてみましょう。
タカトーホームでは、お客さまのご要望に応えられるよう、丁寧なヒアリングを行っています。
そのうえで、より暮らしやすい住宅になるように当社のこだわりを取り入れています。
当社が何にこだわりを持っているのかは家づくりページで確認できますので、ぜひご覧ください。
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