群馬県で家づくりを検討している方のなかには、「平屋にするか迷っている」という方も多いでしょう。
平屋はワンフロアで生活が完結するため、家族とコミュニケーションが取りやすいなどのメリットがあり、全国的にも人気を集めています。
しかし、平屋のデメリットや気候が平屋の構造に合うか確認せずに家づくりを進めると、後悔する可能性も。
そこでこの記事では、群馬で家を建てるなら平屋が向いている理由を解説します。
平屋のメリット・デメリット、建築時のポイント、群馬県で建てられたおしゃれな施工事例も紹介するので、家づくりの参考にしてください。
群馬で新築の家を建てるなら平屋がおすすめ
群馬で新築の家を建てるなら平屋がおすすめな理由は、以下の通りです。
- 都市部と比べて土地取得費用を抑えやすい
- 群馬の気候が平屋に合っている
平屋は2階建てよりも広い土地を必要としますが、群馬は都市部と比べて地価が安めなので、土地取得費用を抑えられます。
群馬県の基準地価平均は138,494円／坪で全国25位に位置しており、土地を比較的取得しやすいエリアであることが分かります。
また、群馬の気候が平屋の構造に合っているのもポイントです。
群馬の気候については、次の章で詳しく解説します。
群馬の気候
群馬の気候における主な特性をまとめました。
- 風が強い
- 比較的自然災害が少ない
- 夏は暑く冬は寒い
群馬は「からっ風」が吹くことで知られており、山を越えて関東平野へ吹き下ろす強風の影響を受けやすいエリアとなります。
平屋は風を受ける面積が2階建てに比べて限られるため、風の抵抗を受けにくいのが魅力です。
また、自然災害が比較的少ないという点も、群馬県の特徴の一つ。
震度4以上の地震頻度は関東甲信越地域で最も少なく、水害・土砂災害による人的被害も少ないため、安心して暮らせるでしょう。
群馬は内陸に位置しており、地形の標高差が大きいことから、夏は暑く冬は寒いのも特徴です。
2階のない平屋は、夏場・冬場の上下階の温度差が基本的にないため、室内の温度調整がしやすくなります。
なお、高気密・高断熱であれば冷暖房の効率も良いので、光熱費を抑えつつ快適な生活が可能です。
群馬で建てた平屋の事例を知りたい方は、施工事例ページをご覧ください。
タカトーホームの家づくりについて詳しく知りたい方は、資料請求ページからお問い合わせください。
群馬で平屋を建てる際のおすすめエリア
群馬県で平屋を建てるなら、以下のエリアが特におすすめです。
- 太田市
- みどり市
- 伊勢崎市
- 桐生市
- 前橋市
それぞれ適度な人口規模があり、子育て支援に力を入れているのが特徴として挙げられます。
群馬県の平均坪単価よりも安価に土地を取得できるエリアも多いので、土地探しから家づくりを始める際は上記のエリアから検索してみてはいかがでしょうか。
以下の記事では、群馬県で一戸建てを建てる際のおすすめエリアに関して詳しく解説しています。
【関連記事】群馬県で新築一戸建てを建てるなら？おすすめエリアと施工事例を解説
平屋の建築件数は全国的に増えている
建築着工統計調査によると、2024年を含む過去5年間で建てられた平屋の戸数は下表の通りです。
| 建築年数 | 平屋の戸数 | （参考）2階建ての戸数 |
| 2024年 | 61,338 | 264,030 |
| 2023年 | 57,848 | 285,557 |
| 2022年 | 57,022 | 320,561 |
| 2021年 | 55,828 | 348,828 |
| 2020年 | 46,334 | 325,141 |
平屋の新築着工戸数は、2020年から一貫して増加していることが分かります。
一方、2階建ての家は2021年をピークに、着工戸数は減少しています。
平屋の建築件数が増えている要因は定かではありませんが、一戸建ての選択肢として平屋を選ぶ人が増えているのは間違いないようです。
平屋のメリット3選
平屋のメリットとして、大きく以下の3つが挙げられます。
- ワンフロアで家族との距離が近い
- バリアフリーに対応しやすい
- 生活や家事動線が短くなる
メリット①
ワンフロアで家族との距離が近い
平屋はワンフロアで生活が完結し、それぞれの居室が近くなるため、家族との距離が近いのが魅力です。
2階建ての場合、子どもが2階の居室で過ごしていると気配を感じづらいですが、平屋では心配ありません。
各居室からリビングへの動線もスムーズにしやすく、家族が自然とリビングに集まることで、コミュニケーションを取る回数も増やせるでしょう。
子どもが思春期を迎えた場合にも平屋では顔を合わせる機会が多いため、コミュニケーション不足やすれ違いを予防できます。
「安心して子育てしたい」「家族の時間を大切にしたい」と考えているなら、平屋がおすすめです。
メリット②
バリアフリーに対応しやすい
ワンフロアで生活が完結することに関連して、平屋はバリアフリーを実現しやすいのもメリットです。
ロフトがある場合を除けば階段で移動する必要がなく、夫婦が高齢になっても負担が少なく済みます。
階段から転落するリスクがないのも嬉しいポイント。
介護が必要になった際には、介護される側はもちろん、介護する側もバリアフリーのほうがスムーズにサポートできます。
子育て世代にとっても、幼い子どもが段差で転倒する心配がなく、安心して生活できる環境です。
メリット③
生活や家事動線が短くなる
平屋ではLDKや各居室が1階に集約されるので、2階建てに比べて生活や家事動線が短くなり、効率よく生活できます。
各居室への移動はもちろん、洗濯や掃除のたびに上下階を移動する手間がなく、時間を有効活用できるのがメリットです。
水回りをまとめるなど間取りを工夫すれば、さらなる効率アップを目指せます。
共働きで家事の時間が限られるといった場合にも、平屋がおすすめです。
実際の平屋の間取りが気になる方は、以下の記事を参考にしてください。
【関連記事】平屋の実例集を間取り・外観・屋根の形・内装別に画像つきで解説
平屋のデメリット3選
平屋には大きく3つのデメリットがあるため、注意が必要です。
- 2階建てに比べて広い敷地が必要
- 周辺環境によっては日当たりが悪くなる
- 水害や防犯面に不安がある
デメリット①
2階建てに比べて広い敷地が必要
必要な部屋をすべて1階に設ける平屋は、2階建てに比べて広い敷地が必要になります。
予算のなかで土地取得費用の割合が増えると、建物にお金をかけられず、理想を実現できないケースも。
広い土地を購入した場合は固定資産税が高くなり、家計を圧迫する可能性もあります。
平屋自体の建築費用も2階建てに比べて割高な傾向にあり、費用をしっかりとシミュレーションしておくことが重要です。
平屋を建てる際に必要な坪数を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
【関連記事】平屋の平均坪数はどのくらい必要？広さ別の間取り例や施工事例も解説
デメリット②
周辺環境によっては日当たりが悪くなる
平屋の場合、周囲が建物に囲まれているなど、周辺環境によっては日当たりが悪くなるので注意が必要です。
家を建てた当初は日当たりが良い場合にも、周囲に建物ができて日当たりが確保できなくなるケースもあります。
平屋の採光性を高めるおすすめの方法は、以下の通りです。
- 中庭を設ける
- 高窓を設置する
- 吹き抜けや勾配天井を取り入れる
中庭や吹き抜けを採用すると日当たりを確保しやすくなるのはもちろん、開放感が生まれるため、空間をおしゃれに演出できます。
なお、風通しも日当たり同様に周辺環境に左右される可能性があるので、十分気をつけましょう。
デメリット③
水害や防犯面に不安がある
建物がワンフロアで構成される平屋は、水害や防犯面に不安があるのが難点です。
台風や豪雨などによって床上浸水が発生すると住宅全体が水浸しになり、上階がないため逃げ場を確保できない危険性もあります。
土地を選ぶ前には、自治体が公開しているハザードマップや、過去の自然災害をチェックしておくことが重要です。
なお、群馬は水害と土砂災害による死者数が全国で最も低いレベルにあるなど、自然災害が比較的少ないエリアであり、平屋でも安心して生活できます。
防犯面では、すべての部屋が1階にあることから窓が多く、外部から侵入しやすいのもネックです。
防犯ガラスを採用したり、センサーライトを設置したりするなどの防犯対策が必要になります。
おしゃれな平屋を建てるポイント
おしゃれな平屋を建てるポイントは以下の3点です。
- 勾配天井や吹き抜けで空間を広く使う
- 無垢床などの自然素材を取り入れる
- プライベート感のある中庭を造る
ポイント①
勾配天井や吹き抜けで空間を広く使う
おしゃれな平屋を建てたい場合は、勾配天井や吹き抜けなどを採用し、空間を広く使うことをおすすめします。
勾配天井や吹き抜けなどがあると視線が抜けて開放感が生まれるだけでなく、高窓を設けることで、採光を確保したりデザイン性を高められたりします。
勾配天井や吹き抜けだけでなく、折り上げ・折り下げ天井を採用し、空間にメリハリをつけるのもおすすめです。
天井を平面的に使うのではなく、立体感のある演出を取り入れると、おしゃれな空間にまとまりやすくなります。
ポイント②
無垢床などの自然素材を取り入れる
珪藻土や無垢床などの自然素材を床や壁に取り入れると、平屋をよりおしゃれな空間にまとめられます。
自然素材には独特な温もりを感じられるだけでなく、調湿機能や消臭効果などもあり、採用するメリットは多いです。
ほかにも、天井の梁をあえて見せる造りにして、木の風合いを感じられるナチュラルでおしゃれな空間を演出しても良いでしょう。
ポイント③
プライベート感のある中庭を造る
おしゃれな平屋を建てたい方には、プライベート感のある中庭の採用がおすすめです。
ロの字やコの字型の平屋にして中庭を設けると、外からの視線を気にすることなく子どもを遊ばせたり、洗濯物を干したりすることができます。
中庭にシンボルツリーを植えて、室内からの景観にこだわってみても良いでしょう。
もちろん、中庭があることで建物全体の採光を確保しやすくなるだけでなく、風通しもよくなります。
群馬県のおしゃれな平屋の施工事例
ここでは、群馬県で建てられたおしゃれな平屋の施工事例を3件紹介します。
- 生活動線と団らんを考えた中庭のある平屋
- 勾配天井×ロフト×坪庭×中庭のある、暮らしを楽しむコの字型の平屋
- セカンドリビングで大人時間を満喫できる「中庭×ロフト」がある平屋
事例①
生活動線と団らんを考えた中庭のある平屋
リウッドデッキを採用したこちらの平屋は、周囲の目線を気にすることなく日向ぼっこや外干しができます。
土間収納から中庭に直接出入りできる動線を設けており、バーベキューなどをした際の道具の出し入れもスムーズです。
キッチン横に設けたコーナーダイニングは、しっかりと採光を確保して明るい空間になっています。
折り下げ天井に照明を差し込み、カフェのような落ち着いた空間にまとめました。
事例②
勾配天井×ロフト×坪庭×中庭のある、暮らしを楽しむコの字型の平屋
リビングに採用した見せ梁と勾配天井がアクセントになっているこちらの平屋。
ソファに座った際の目線方向に勾配がついており、より開放感を抱きやすい空間になっています。
ダイニングキッチンは横並びにして、配膳しやすい間取りにしました。
ダイニングキッチンの上部にはロフトを採用。
窓からは茶臼山を望むことができ、収納スペースとしてだけでなく、お昼寝をしたりくつろいだりする空間としても活用できます。
事例③
セカンドリビングで大人時間を満喫できる「中庭×ロフト」がある平屋
アイアンの手すりが空間を引き締める、開放感たっぷりなリビングが特徴的なこちらの平屋。
勾配天井と高窓を採用し、視線が抜けやすいのも魅力的です。
中庭を囲む廊下部分には、セカンドリビングを採用。
棚の高さを変えられる造作家具を設置して、お気に入りの雑貨や書籍などを自由に収納できます。
群馬で平屋を建てる際によくある質問
ここでは、群馬で平屋を建てる際によくある以下の質問に回答します。
- 建築費の相場は？
- 住宅会社を選ぶ際のポイントは？
建築費の相場は？
住宅金融支援機構がまとめたフラット35利用者調査によると、群馬県で建てられた注文住宅の建築費は3597.4万円、延べ床面積は115.5㎡です。
上記のデータから、坪単価は約102万円であることが分かります。
一般的な平屋の広さである25〜30坪を仮定した場合、建築費の相場は2,550〜3,060万円と算出できます。
なお、上記には土地の取得費用が含まれていないため、土地の購入が必要な場合は別途費用がかかる点には注意が必要です。
具体的な金額は住宅会社によって異なるため、詳細は各社から見積もりを取って確認しましょう。
住宅会社を選ぶ際のポイントは？
平屋を建てる際の住宅会社を選ぶポイントをまとめました。
- 平屋の施工事例が豊富である
- 提案の幅が広い
- 快適性能へのこだわりがある
- アフターサポートが充実している
施工事例が豊富であるのはもちろんですが、自分たちがイメージしているデザインに近い事例があるかどうかもチェックしましょう。
上記だけでなく、担当者との相性も含めて住宅会社を比較検討することが重要です。
群馬県で新築の平屋を建てるならタカトーホーム
群馬で新築の平屋を建てるなら、地元密着で40年以上の実績があるタカトーホームにお任せください。
当社では施主さまの想いやこだわりを受け止め、家づくり・暮らしづくりが大好きなスタッフが、理想実現のサポートをさせていただきます。
「家づくりをプロに相談したい」「実際の平屋を見学したい」という場合には、個別相談会とモデルハウスにぜひ足を運んでください。
個別相談会も実施中
タカトーホームでは完全予約制の個別相談会を実施しており、家づくりに関するさまざまなお悩みをご相談いただけます。
個別相談会の流れは以下の通りです。
- 不安・疑問・要望などのヒアリング
- お客様に合ったベストな方法をご提案
- 質問タイム
所要時間は1〜2時間を予定しており、たっぷりと質問・相談することができ、不安を根本から解消できます。
個別相談会は「平屋を建てるか迷っている」など、家づくりを始めたばかりの方にもおすすめです。
完全予約制なのでほかの相談者とかぶる心配もなく、安心して相談できます。
じっくりプロに相談したいという方は、モデルハウスにぜひご来場ください。
平屋のモデルハウスも多数公開中
タカトーホームでは、テイストが異なる平屋のモデルハウスを多数公開しています。
公開しているモデルハウスの例は、以下の通りです。
- 素材と色合いにこだわった居心地の良い平屋
- 空間にあたたかみを感じる平屋
- 坪庭を楽しむ畳リビングのある平屋
モデルハウスを見学することで、広さ・間取り・設備について具体的なイメージを持てるため、ミスマッチを回避できます。
実際に平屋を見学しながら家づくりを検討したい方は、モデルハウスをご覧ください。
家づくりを始める方に向けて、完成見学会や無料相談会などの各種イベントも開催しています。
イベントの詳細はイベント情報ページをご覧ください。
まとめ
群馬で新築住宅を建てるなら平屋も検討しよう
群馬で新築住宅を建てるなら、地域の気候とマッチした平屋がおすすめです。
平屋には生活や家事動線が短くなったり、バリアフリーに対応しやすかったりするメリットがあります。
一方、2階建てに比べて広い敷地が必要などのデメリットがあるので、双方を踏まえて検討することが重要です。
「平屋を検討している」「理想の平屋を建てたい」といった場合には、まずプロに相談しましょう。
タカトーホームの個別相談会で相談したいという方は、モデルハウスにご来場、もしくは資料請求・お問い合わせよりお気軽にお問い合わせください。
当社では、家づくりを始める方に向けた各種イベントや完成見学会も開催しています。
イベントの詳細はイベント情報ページをご覧ください。
＼あわせて読みたい関連記事／
【関連記事】シンプルな平屋の魅力とは？メリットや注意点、おすすめな人の特徴を解説
【関連記事】群馬県で人気のエリア5選（太田市・伊勢崎市・etc）と土地探し方のコツを解説
【関連記事】注文住宅の打ち合わせのコツ6選と4つの注意点！家づくりの流れも解説