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造作家具か市販家具で迷っている方必見!メリット・デメリットまとめ

家具は家の雰囲気を左右しますよね。

皆様はマイホームを建てる際、家具屋さんに行って家の雰囲気に合う市販家具を購入しますか?

それとも、せっかくなら自分の好きな色でスペースに合ったピッタリサイズの造作家具を取り入れますか?

「造作家具といっても、そもそもどんなものなのか?」

「取り入れたいけれど、高くなってしまうのでは?」

「固定してしまうと模様替えができないのでは?」

などの不安もあることと思います。

そんな方は、ぜひこのブログを読んでみてください。

きっと造作家具に関してのモヤモヤや不安がスッキリ解消できると思います。

ぜひ、参考にしてみてくださいね。

造作家具とは

「造作家具」という言葉を聞いた事がある方は多くいらっしゃると思いますが、実際にどういう家具なの??と疑問に思ったことがある方のために簡単にご説明させていただきます。

造作家具とは・・・

読み方は「ぞうさくかぐ」と読みます。

スペースや使用目的に合わせて自分の好きなようにオーダーをして、そのスペースに固定して空間と一体化させるような家具のこと。

既製品と大きく違う点として、設置したいスペースにピッタリ合わせて造れるため、無駄な隙間を無くせたり自分の好きな色に仕上げることができる世界に1つだけのオリジナル家具です。

主に現場で大工さんが製作することが多いのも特徴ですが、弊社では家具工房を持っているため自社製作が可能となっています。

>>【2022年版】タカトーホームの造作家具人気ランキングベスト5

造作家具のメリット

《メリット1》
使いやすいサイズにできる

リビングのテレビボード・リビングの飾り棚・キッチンの収納やカウンター・パントリーなど、収納したい物や空間に合わせて使いやすいサイズにできます。

また、オリジナルの造作家具は置きたい場所に合わせて細かくサイズ調整ができます。

スペースが無駄にならず余計な隙間もできないためテレビボードの裏側やキッチン収納の裏側にホコリがたまりません。

キッチンや洗濯機付近で収納や作業台がジャストサイズであれば、効率も格段に上がり忙しい毎日の家事時間の時短にも繋がります。

《メリット2》
空間を無駄なく使える

造作家具で壁いっぱいに、あるいは天井の高さまでの収納を設計すれば、部屋の中がより広く見えて収納力もアップします。

デッドスペースが発生しやすい梁や柱の出っ張りなどがある部屋でも、造作家具であれば隙間を作らずに空間を最大限に有効活用できます。

造作家具の場合、キッチンやパントリー、洗面室等の家事動線も考えて製作ができるため、無駄な空間や動きなどを極力無くすことができます。

収納する物によって棚の高さを自由に変えられたり、壁から壁まで無駄なく収納棚を設けられるなど、市販の家具ではできないジャストサイズが可能となり、もしかしたら憧れのシンデレラフィットが叶うかもしれませんね。

《メリット3》
好きなデザインにできる

部屋全体のコーディネートを統一させたい場合にも、造作家具が大活躍します。

空間にフィットするサイズの造作家具であれば、見た目もスッキリとするため違和感なく部屋のイメージに合わせることができ、より洗練された空間に仕上がります。

どんな樹種にするか、どんな色味に仕上げるか、パーツやデザインはどうするかなど、1つ1つ好きなものを選ぶことができる楽しみもあります。

自分好みにカスタマイズとデザインできることが造作家具の魅力のひとつです。

《メリット4》
地震で倒れてくる心配がない

造作家具は、基本的に壁に固定して一体型で造るため、市販の家具と比べて地震で倒れてくる心配が少ないことも魅力の1つです。

日本は地震大国と言われており、近年は大規模な地震や災害が増えています。

家具が倒れる被害などの注意喚起もネットやニュースで取り上げられており、ホームセンターや市販の家具屋さんでは転倒防止グッズが販売されています。

造作家具であれば、転倒防止グッズなどを取り付ける必要がないため、部屋全体の景観を損ねることもありません。

造作家具のデメリット

《デメリット1》
打ち合わせに時間がかかる

要望をお伺いした後、図面化して見積もりを作成致しますので、多少お時間をいただきます。

使用する素材・サイズ・固定する場所などを設計士やコーディネーターを交えて詳細な展開図を作成し、打ち合わせを行います。

その後も、図面やカタログなどで何度もやりとりをして理想に近づけていきます。

理想の造作家具を製作するには店頭で買う商品と違い、打ち合わせに時間を要します。

《デメリット2》
移動ができない

基本的に造作家具は、床・壁・天井などに固定するため移動ができません。

部屋の模様替えを頻繁に行う方や、気分転換によく家具を買い替える方にはあまり向いていないでしょう。

もし移動する予定がある場合は、テレビボードなど移動可能な物もありますので、設計士に相談の上、造作家具を固定しないで製作することをオススメします。

また、当然固定した後の造作家具は位置をずらすことができませんので、打ち合わせの際には「どこに何を配置するか」を十分考えた上で取り入れると良いでしょう。

《デメリット3》
既製品より費用が高くなる

要望をカタチにでき、世界に1つだけの家具が造れる反面、費用が高くなる可能性があります。

造作家具の素材や製作期間などにより一概には言えませんが、大量生産品の既製品と比べてしまうと高額になる傾向が多いです。

したがって製作費用などは事前に打ち合わせをして、予算にあった造作家具にすることをオススメします。

《デメリット4》
撤去工事費用が高くなる

造作家具は基本的に、床・壁・天井などに固定するため、撤去する工事を行う際には固定している部分ごと撤去せざるを得ない場合があります。

その際、壁や天井など撤去時に壊した部分の修復にも費用はかかります。

また住宅という性質上、解体・修復は高額になる傾向がありますので注意してください。

したがって造作家具を検討する際には、解体・修復する事も念頭においていただいた方が良いと思います。

《デメリット5》
現物を確認することができない

造作家具は既製品と違い店頭や写真で現物自体を確認することはできません。

過去の施工事例や完成イメージなどで確認することはできますが、完成品を目で確認したい方にはあまりオススメできません。

出来上がるまでの楽しみがある反面、色や質感など思い描いていたイメージと同じ物にならない場合もあるので、少しでも要望に近いものができるよう、細かい部分までしっかりと打ち合わせすることをオススメします。

造作できる家具の種類

キッチンカウンター

「オシャレなキッチンで料理を作り、家族で楽しい食事の時間を過ごしたい。」

「収納スペースをうまく活用してスッキリさせたい。」

「解放的なキッチンで料理がしたいけど、シンクにたまっている洗い物を見せたくない。」

などなど、色々な要望に対応できるのが造作家具のいい所だと思います。

キッチンの形状で解消できる部分はもちろんありますが、造作を付け加えることでより素敵なキッチンスペースに変化できます。

▼キッチンカウンターを造作する際のポイント・注意点について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

キッチンカウンターを造作する際のポイント・注意点

こちらは、空間の色を統一するために家具・建具・床とキッチンカウンターの色を合わせています。

リビングやダイニング側から使いやすい収納スペースを設けながら、パソコンなどのちょっとした作業もできるようになっています。

カウンターの高さを少し上げるだけでもダイニング側からキッチン内を見えにくくできるのでオススメです。

お気に入りの雑貨や植栽を置くことによって、イメージの変化も感じられますし、料理の好きな方はより楽しい時間を過ごせると思います。

テレビボード

新しい家が完成に近づくと、家電の買い替えを検討する方は多くいらっしゃると思います。

家のプランを考えながら

「テレビは壁付けにしようか、置くタイプにしようか?」

「はたまた、大きなサイズのテレビを見ながらゆっくり過ごしたいな!」

など、色々な楽しみが増えてきますね。

テレビはリビングの顔とも言えるような部分ですので、それとセットのテレビボードにもこだわりたいのが本音ですよね。

最近は大きなサイズのテレビを設置する方が多く、それに合わせるとなるとテレビボードの幅も長く取るのがバランス良いと思います。

床に置く移動式のテレビボードもあれば、壁に取付けて浮かすタイプもあります。

模様替えなどを頻繁にしたい方は、置くタイプを検討していただければ移動も簡単だと思います。

反対に、スッキリ見せたい方は掃除もラクラクの浮かすタイプがオススメです。

▼テレビボードを造作する際のポイント・注意点について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

テレビボードを造作する際のポイント・注意点

こちらは、床に置くタイプで固定してあり、収納部分も多く取れるように壁一面がテレビボードとなっていて扉を付ける事で中のものを隠せる仕様に仕上げました。

一体感が出るように床と同色で仕上げ、背面には飾り棚兼、キャットウォークを設置することで色々な物を飾れて楽しい空間も演出できると思います。

本棚

造作で本棚を造るときは、隙間の無いピッタリサイズがインパクト大でかっこいいと思います。

壁一面を本棚にしたり、デッドスペースの隙間に本棚を造って活用したり色々とこだわれます。

読書が好きな方は、本に囲まれてのんびりと時間を過ごすのが至福の時間ではないでしょうか。

また、テレビボードも兼ねた本棚やディスプレイ棚と組み合わせた本棚、ペットを飼っている方はキャットウォークを兼ねた階段状に組み合わせた本棚など、アイディア次第で幅広く有効活用できます。

▼造作本棚の施工事例や注意点について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
造作本棚で暮らしをおしゃれに~施工事例や注意点をご紹介~

こちらは、広めの廊下に本棚を造り中庭で読書を楽しむときにも使いやすいようになっています。

中庭はプライベートな空間が保たれるので、天気が良い日はイスやテーブルを出しコーヒーを飲みながらゆっくりと読書をする休日が送れます。

もちろん、棚のサイズはご希望に合わせることができ、高さを変えられるような可動式にも対応できます。

洗面台

朝の身支度・お出かけ前・お風呂に入った後などは毎日使う洗面台。

使いやすさ・デザインなど家の中でもこだわりたい部分の1つではないでしょうか。

洗面台はメーカーの既製品と造作洗面では見た目が大きく変わってきます。

メーカー製品であっても、色々な組み合わせができたりしますが、サイズに決まりがあるため特殊なサイズは難しく、間取りによっては隙間が空いてしまう場合も考えられます。

造作にするとサイズ・水栓・ボウルの組み合わせで、数えきれないほど様々なパターンの洗面台が造れます。

そこにカウンター・収納・タイルなど、ご自身のお好みの素材を付け加えるとオリジナルの洗面台が完成します。

▼造作洗面台のメリット・デメリットについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

造作洗面台を取り入れる際に、知っておきたいメリット・デメリット

こちらは、集成材を使っているので木目も感じられ、好きな色に塗装が可能です。

本物の木を使いますので経年変化も楽しむことができると思います。

「水廻りに本物の木を使うのは・・・」と心配する方もいらっしゃいますが、定期的なメンテナンスをすれば問題なく使用できるのでご安心ください。

水はねを防ぐために周りにタイルを張り、カウンターの下には見せる収納を取り入れました。

洗濯機スペースを考えながら収納・飾り棚を付ければオリジナルの洗面室ができ上がります。

色を変えるだけでかっこよくも、かわいくも変化するのが魅力の造作家具。

さらにタイル・水栓・ボウルを組み合わせれば世界に1つのお気に入りの洗面台となるでしょう。

トイレ手洗い

家の中では比較的小さな空間のトイレですが、使用頻度は多い場所ともいえます。

トイレは小さな空間でありながら、トイレットペーパーのストックや掃除道具などの色々な物を収納する必要があります。

来客時は家族以外の方も使用するので、収納をあまり見せたくないと考える方は多いと思います。

トイレ本体に手洗いが付いたものを設置すれば、単独の手洗いは必要ないかもしれませんが、新しい家で生活するならかわいい手洗いを付けるのも良いと思います。

当然、単独の手洗いを付ければ空間が狭く感じてしまうので少し広めのトイレスペースを検討するか、小さめの手洗いを設置しようか悩むところです。

▼トイレの造作手洗いカウンターの施工事例や費用相場について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

トイレの造作手洗いカウンターの施工事例や注意点をご紹介

こちらは、トイレスペースを広くして収納付きの造作手洗いを設置しました。

広いと落ち着かなく感じる方もいらっしゃると思いますが、ゆとりのあるスペースで将来を見据えた空間でもあります。

写真のように小さめなボウルと水栓で少しアクセントを入れるだけでも雰囲気を変えられます。

印象を変えるために検討するのも良いのではないでしょうか。

カウンター/デスク

家族の人数・お子様の成長などを考えながら家のプランを考えるのは簡単ではないですが、長く住む家なので5年後・10年後の事も考えたいのが正直なところではないでしょうか。

何十年と生活する中で「これが欲しかったな~。」「これは無駄だったな~。」なんて事が1つも出てこない家はなかなかないのかもしれませんが、逆にそれを楽しみながらリフォームやDIYで改善していくのが楽しかったりもするのではないでしょうか。

▼造作カウンターの施工事例や費用相場について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

造作カウンターデスクの施工事例や注意点をご紹介

こちらは、モデルハウスで採用したスキップフロアに設置した造作カウンターです。

小さなお子様の勉強にも使え、その様子をリビングからも見る事ができます。

長いカウンターデスクなので隣に座りながら教える事もできたり、お子様が並んで勉強する事もできます。

後ろには棚もありますので収納もたっぷりでき、まだ1人の部屋が必要ない小さなお子様にはピッタリな勉強デスクではないでしょうか。

もちろん、既製品のデスクを置くメリットもたくさんありますが、空間をうまく利用しながら自分だけのオリジナル家具を設置するのも楽しいと思います。

造作家具の工事の種類

造作家具を造ってもらう方法は施工中の現場で造る「大工工事」と、工場で造る「家具工事」の大きく2種類に分けらていて、それぞれコスト・仕上がり・造れる家具などに違いがあります。

大工工事

施工中の現場で材料を加工して、大工さんがその場で造るタイプのことを言います。

板を設計図の寸法にカットして組立て、塗装屋さんが仕上げの塗装をして完成します。

その場での寸法の微調整ができるため隙間なく造ることが可能など、デットスペースの有効活用ができたりもします。

色も床に合わせたり、建具に合わせたり、持ち込みの家具に合わせたりと好みに合わせて造れることが特徴です。

デメリットは、あくまでも現場での作業となってしまう為、使う木材の指定や寸法の制限が出てしまいます。

塗装も家具屋さんで売られているような、テカテカ、ツルツルの光沢のある仕上がりは難しくなります。

家具工事

弊社に併設されている家具工房でオリジナルの家具を製作してから、施工中の現場で取り付けたり、完成したお宅に搬入したりします。

工場では機械や工具が整っている為、現場作業では困難な精密な家具を造ることが可能です。

デメリットは完成品を搬入する為、運搬可能な大きさでなくてはならない事や、現場での搬入経路が確保されていないといけないことが挙げられます。

まとめ
造作家具のメリット・デメリット

造作家具は市販の家具と違って、目的やインテリアにあわせてサイズ・色・素材などを自由に選べるのがメリットです。

どんな質感でどこの場所に使用するかで大工工事か家具工事か2種類の方法から選ばれます。

手作り感があり、温かみが出る大工工事の家具か、スッキリ上品な仕上がりの家具工事か、どちらが理想のマイホームにしっくりくるか考えていただけたらと思います。

「こんな家具が欲しい」「こんな使い方をしたい」などの要望を設計士に相談してみるときっと良い提案をしてくれることと思います。

一生に一度と言われる大切なマイホームづくりに、自分好みの世界で唯一の家具をしつらえ、心地の良い空間になるようにこだわりを持って臨んでみても良いのではないでしょうか。

家づくりについてお困りごとがある方は、タカトーホームのショールームへお気軽にご来場ください。

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