コンテンツ3

新着情報

省エネ住宅の基準とは?必要な性能・建てるともらえる補助金も解説

家づくりを進めるなかで、「省エネ住宅の基準とは?」と疑問を持つ方も多いでしょう。

基準をクリアした省エネ住宅は、子育てエコホーム支援事業などの補助金を利用できるため、マイホーム購入の費用負担を減らせます。
しかし、補助金を利用するには住宅の性能が一定の基準を満たしている必要があり、事前に省エネ住宅について理解を深めておくことが重要です。

※申請期間は2024(令和6)年3月中下旬~12月31日までです。 ただし、予算上限に達した時点で終了となります。

そこでこの記事では、省エネ住宅の基準や必要な性能について解説します。
省エネ住宅を建てるともらえる補助金も紹介するので、参考にしてください。

省エネ住宅とは

省エネ住宅のダイニング

省エネ住宅とは、冷暖房や給湯など、家庭でのエネルギー消費を削減するための設備や建築資材を導入・利用した住宅です。
日本には、2050年のカーボンニュートラル達成や2030年までに温室効果ガスを削減する目標があり、近年、省エネ住宅の普及が推進されています。

加えて、省エネ住宅は外気温の影響を受けにくいという特徴があり、快適性も注目を集めている要因の1つです。

また、今後省エネ住宅の普及は以下のように強化される流れがあります。

  • 2025年から省エネ住宅は義務化へ
  • 2030年には基準がさらに引き上げられる

これから家を建てる方は、注意してチェックしましょう。

2025年から省エネ住宅は義務化へ

2025年4月から原則すべての新築住宅に、省エネ基準適合が義務づけられます。

建築確認手続きのなかで省エネ基準の審査が実施され、基準に適合しない場合はローンの本審査に必要な「建築確認済証」などが発行されません。
2025年4月以降に工事に着手する建築物が対象となるので、省エネ住宅を前提に家づくりを進めましょう。

引用元:国土交通省|省エネ基準適合義務化

2030年には基準がさらに引き上げられる

2030年には新築住宅の省エネ基準がさらに引き上げられ、ZEH水準の省エネ住宅がスタンダードとなるので注意が必要です。
2030年以降の新築住宅には、以下の2つの基準が設けられています。

  1. 屋根や外壁などの断熱の性能に関する基準
  2. 暖冷房や換気など住宅で使うエネルギー消費量に関する基準

直近で家を建てる予定がない方でも、ZEH住宅など、省エネ住宅の情報収集や勉強が必須です。

引用元:国土交通省|家選びの基準変わります

省エネ住宅に必要な性能

省エネ住宅の外観

資源エネルギー庁によると、省エネ住宅に必要な性能は以下の3つとされています。

必要な性能内容性能の高さを表す数値
断熱屋根や窓などによって住宅内外の熱が移動するのを防ぎ、少ないエネルギーで効率よく暖冷房を行うUA値
日射日射を遮蔽(しゃへい)して室温の温度上昇を抑えることで、冷房に必要なエネルギーを削減するηAC(イータ・エー・シー)値
気密換気を確保できる範囲で住宅の隙間を減らし、空気と一緒に熱が移動するのを防ぐC値

上記のように、省エネ住宅を実現するには、住宅を高気密高断熱にする必要があります。
高気密高断熱住宅についてもっと知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

【関連記事】高気密高断熱住宅で後悔しないポイント3つ | メリットも解説

引用元:資源エネルギー庁|住宅による省エネ

省エネ住宅の種類と基準

間接照明のあるキッチン

>>LINEから施工事例をチェックしませんか?

省エネ住宅の主な種類は、以下の通りです。

  • 省エネ基準適合住宅
  • ZEH住宅
  • 長期優良住宅

それぞれの住宅について、基準も解説します。

省エネ基準適合住宅

省エネ基準適合住宅は、日本住宅性能表示基準で定められた省エネ性能を持つ住宅のことです。
具体的には、以下の基準をすべて満たす住宅を「省エネ基準適合住宅」と呼びます。

  • 断熱等性能等級(断熱等級)4以上
  • 一次エネルギー消費量等級(一次エネ等級)4以上

ただし、断熱等性能等級については、結露発生の防止対策に関する基準は含まれません。
断熱等性能等級とは、住宅の断熱性の程度、一次エネルギー消費量等級とは、住宅における年間のエネルギー消費量の数値を表す指標です。

ZEH住宅や長期優良住宅など、国が定める省エネ住宅のなかで、省エネ基準適合住宅は最低限の基準となります。
2024年以降に住宅ローン減税を受けるには、省エネ基準適合住宅以上の住宅であることが必須条件となるため気をつけましょう。

引用元:国土交通省|住宅ローン減税

ZEH住宅

ZEH(ゼッチ)住宅とは、「net Zero Energy House」の略で、家庭におけるエネルギー収支をゼロ以下にする住宅のことです。
つまり、家庭で使用するエネルギーよりも、太陽光発電などで創るエネルギーのほうが上回る住宅を指します。

ZEH住宅を構成する要素は、以下の3つです。

要素内容
省エネ省エネ家電などの導入に加えて、専用のシステムで住宅内の消費エネルギーと太陽光発電などで創るエネルギーを確認する
断熱高性能な断熱材や窓を取り入れて住宅のエネルギー効率を高める
創エネ太陽光発電などのエネルギーを生み出す設備を導入する

2030年には上記のような要素を持ったZEH水準の省エネ住宅が義務化されるため、今後はZEH住宅が普及していくと考えられます。

長期優良住宅

長期優良住宅とは、長期にわたり良好な状態で使用するための性能を持った住宅のことです。
長期優良住宅には、以下のような認定基準があります。

認定基準主な要件
耐震性住宅品質確保促進法の免震建築物に該当し、かつ耐震等級1~3に該当する
省エネルギー性断熱等性能等級5、かつ、一次エネルギー消費量等級6に該当する
劣化対策劣化対策等級3に該当し、構造の種類に応じた基準をクリアしている
住戸面積床面積の合計が75㎡以上、かつ、1階の床面積が40㎡以上である
居住環境建築協定や景観協定などの区域内にある場合には、計画や協定内容との調和を図る
維持保全計画住宅の構造耐力上主要な部分などについて、定期的な点検・補修の計画を策定する
維持管理・更新の容易性維持管理対策等級3に該当する
災害配慮災害発生のリスクがあるエリアでは、所管行政庁が定めた措置を講じる

省エネルギー性はもちろん、耐震性や劣化対策など、さまざまな要件が設けられているのが特徴です。

家づくりのステップを知りたいという方は、以下の記事をご覧ください。

【関連記事】家づくりの流れ10ステップと建築期間についてわかりやすく解説

省エネ住宅を建てるともらえる補助金

板張りのリビング

省エネ住宅を建てるともらえる補助金として、以下を紹介します。

  • 子育てエコホーム支援事業
  • ZEH補助金

経済的な負担を減らすためにも、積極的に補助金を活用しましょう。
ただし、補助金は上限に達すると受付が終了するため、申請を検討する前にそれぞれの公式ホームページから受付状況を確認してください。

子育てエコホーム支援事業

子育てエコホーム支援事業とは国土交通省が実施する補助金で、子育て世帯などが高い省エネ性能を持った新築住宅を取得する際に補助を受けられます。

対象となる住宅は、「長期優良住宅」または「ZEH水準住宅」です。
子育てエコホーム支援事業の補助額は、以下の通りとなります。

対象住宅補助上限額
長期優良住宅100万円/戸
ZEH水準住宅80万円/戸

子育てエコホーム支援事業の利用を考える方は、子育てエコホーム支援事業の公式ホームページより詳細を確認してください。

引用元:国土交通省|子育てエコホーム支援事業

ZEH補助金

ZEH補助金とは経済産業省と環境省が実施する補助金で、ZEHなど高い省エネルギー性を持った新築戸建住宅を建築した場合に利用できます。

ZEH住宅を建てる場合には、1戸あたり55万円の補助金を受け取ることが可能です。
さらに、蓄電システムや地中熱ヒートポンプ・システムなどを導入すると、補助が加算されます。

ZEH補助金の活用を考える方は、ZEH補助金の公式ホームページより詳細を確認してください。

引用元:一般社団法人環境共創イニシアチブ|令和6年度戸建ZEH

省エネ住宅の基準は住宅会社に確認しよう

板張りのダイニング

省エネ住宅の基準を詳しく知りたいなら、住宅会社に確認するのも1つの方法です。
住宅のプロに相談すれば、補助金だけではなく、家づくりのさまざまな疑問や不安を解消できます。

群馬県で光熱費を抑えた家づくりがしたい方や、省エネ住宅を建てたい方は、ぜひタカトーホームにご相談ください。

また、家づくりを進めるうえでは実際の住宅を見学したり、情報収集したりすることも大切です。
当社のモデルハウスや完成見学会に興味のある方は、モデルハウスページイベント情報ページをご覧ください。

まとめ
省エネ住宅の基準を踏まえて家づくりを進めよう

勾配天井のダイニング

省エネ住宅とは、家庭でのエネルギー消費を削減するための設備や建築資材を導入・利用した住宅のことです。
省エネ住宅にはZEH住宅や長期優良住宅などの種類があり、それぞれに基準が設けられています。

子育てエコホーム支援事業やZEH補助金を活用して、費用負担を減らしながら省エネ住宅を建てましょう。

タカトーホームでは、土地探し相談やモデルハウス見学会など、家づくりに役立つイベントを多数開催しています。
当社のイベント情報が気になる方は、イベント情報ページをご覧ください。

\あわせて読みたい関連記事/
【関連記事】タカトーホームで建てられる新築一戸建て”4つのプラン”まとめてみました!
【関連記事】注文住宅で後悔しがちなポイント5つと後悔しない家を造るポイント5つ
【関連記事】タカトーホームがおすすめする、失敗しない新築一戸建ての間取り5選!